給料は5億5000万円

　今後、法廷闘争が予想される中、彼女らの支えは韓国内外の熱心なファンたちである。だが、日本のSNSでこそ「NJ絶対支持」などの書き込みも目立つが、 「本国では賛否両論です」 　とは、在韓ジャーナリストの金敬哲（キムキョンチョル）氏だ。 「同じHYBE内でも男性人気アイドルグループのBTSは下積み時代を地下の練習場で過ごしたのに、彼女たちは漢江が見えるキレイな高層ビルで寮生活を送ってきました。BTSのファンなどからは“NJは好待遇だったのに、デビューから2年そこそこで事務所を裏切るのか”との批判の声もあります」（同） 　前出・デスクが言う。 「韓国内では、事務所側が彼女らを育てるのに200億ウォン（約21億円）以上を費やしており、給料も昨年1人につき52億ウォン（約5億5000万円）払っていたとも報じられています。そんな彼女らが事務所側に“NJを保護する意思も能力もない”と主張するのは、説得力に欠ける部分があるのは確かでしょう」 　韓国では苛烈な経済格差が社会問題化している。好待遇の彼女らが、ファン以外からの同情を集めるのは容易ではなさそうだ。 「週刊新潮」2024年12月12日号 掲載