【マイルCS】インディチャンプに強力データあり 東大HCがシルクレーシングを分析
インディチャンプに強力データ
今週末は下半期のマイル王決定戦、マイルCSが行われる。春の安田記念で絶対女王アーモンドアイを下し、スプリンターズSをも制したグランアレグリアに、現3歳ナンバー2サリオス、昨年の春秋マイルGI制覇インディチャンプ、今年のNHKマイルC馬ラウダシオンなど楽しみなメンバーが揃った。 【マイルチャンピオンシップ 2020予想】京大・東大式!グランアレグリア、インディチャンプ軽視!不安要素とは? グランアレグリアの対抗格とみなされる上記3頭は全て一口クラブ法人「シルクレーシング」の所有馬。来週に迫った世紀の一戦ジャパンCにもアーモンドアイとグローリーヴェイズを送り込むなど、GI戦線での活躍が目立つ馬主だ。今週は「シルクレーシング」をテーマに、騎手起用など狙いたい条件をピックアップしていく(データは2015年11月21日~2020年11月14日)。 <過去5年のシルクレーシング所有馬・騎手別成績> ルメール【80-48-28-105】勝率30.7%/連対率49.0%/複勝率59.8% 川田将雅【43-36-15-103】勝率21.8%/連対率40.1%/複勝率47.7% 福永祐一【30-19-18-59】勝率23.8%/連対率38.9%/複勝率53.2% M.デムーロ【25-19-16-50】勝率22.7%/連対率40.0%/複勝率54.5% 武豊【5-7-5-24】勝率12.2%/連対率29.3%/複勝率41.5% まずマイルCSに出走する3頭の鞍上とシルクレーシング所有馬の相性をデータから探ってみよう。 3人の中で最も馬券妙味があるのは福永祐一騎手。単勝回収率122%は100回以上の騎乗がある中でダントツだ。マイル戦に限ると【11-10-9-17】複勝率63.8%と数字を上げ、前走から継続騎乗では【7-2-3-5】同70.6%と安定感抜群。さらにシルク所有馬で挑んだマイルGIは【1-1-2-0】と全て馬券圏内に入っており、これら全てに当てはまるインディチャンプの好走は堅そうだ。 M.デムーロ騎手は福永騎手を上回る複勝率で、単複回収率ともに90%台。芝に限定すると単勝回収率は113%にアップと文句なしだ。マイル戦では今春人気薄ラウダシオンをNHKマイルC馬に導いたように相性が良く【9-4-5-11】複勝率62.1%、単勝回収率192%。ちなみに、東京芝1600mで行われた3勝クラス以上のレースでは【3-2-1-0】とパーフェクトだ。 武豊騎手は上記2人に比べ騎乗機会が少ないものの、複勝率を4割に乗せているあたりさすがはレジェンド。ただし6番人気以下では【0-1-0-9】、マイル戦でも【0-0-1-5】と微妙。なお、アーモンドアイの手綱を取り、勝負服姿が馴染み深いルメール騎手は2歳戦で【31-18-3-19】と驚異の連対率69.0%を記録しており、該当条件は反射的に連軸でOKだ。