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クロウに続け!巨人・ウィーラーは「2代目・お祭り男」になれるか

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東スポWeb

「2代目・お祭り男」になれるか。楽天から電撃トレードで巨人に加入したゼラス・ウィーラー内野手(33)が、30日のDeNA戦(東京ドーム)で移籍後即「7番・左翼」でスタメン出場。いきなり初安打を放った。原辰徳監督(61)はパワフルな打撃と守備のユーティリティー性を買っているが、実はチームを変える、もう一つの可能性にも期待が集まっている。  いきなり見せた。5回の2打席目に相手先発・浜口の低め変化球を、体勢を崩しながらしぶとく左前へ運んだ。移籍後初安打をマークすると、ナインが円陣を組む横でペットボトルの水を頭からかぶり気合を入れる一幕も。「ハクション大魔王」似といわれるキャラクターも手伝って、早くもナインに溶け込んだ様子だった。  試合後の入団会見で、ウィーラーは「巨人の一員になったわけですから、自分の最善を尽くして優勝できるように貢献したい」と殊勝にコメント。同席した原監督は「彼は日本の野球を理解しているし、日本に対するリスペクトも持っている。ジャイアンツの選手たちも彼に親近感を持ち、前々からジャイアンツの選手であるかのごとく非常にリラックスした形でユニホームを着ていた」と、その順応の速さを評価した。  指揮官はウィーラーに打撃だけでなく「うちの選手は上品な選手が多い。そういう意味では野性味あふれる選手がひとり入った」と闘志あふれるプレーを求めている。しかし、古巣・楽天の関係者が口々に「巨人にも絶対プラスに働くはず」と声を揃えるのは「ベンチでの盛り上げ役」としての貢献度だった。 「あんな外国人選手、初めてですよ」と話すチームスタッフの一人はこう続けた。「誰よりも前に出て声を上げてベンチを鼓舞するんですよ。それに自分のプレー以上に、他人のプレーに対してあんなに喜ぶ外国人選手は見たことない」  ナインからもこんな声が。「エラーとかしてベンチでうつむいている選手を見ると、外国人だけじゃなく、日本人選手にもバンバン声をかけて励ますんです。『一度のプレーでそんなに落ち込むな! 明日になれば、またハッピーなことが待っている。ポジティブにいこう!』って。あそこまで懸命に声をかけてくれる外国人選手、いないと思いますよ」  ウィーラーは2017年に自己最高の打率2割7分1厘、31本塁打を記録し、18年からの3年契約を結んだが、その話を直接、本人に持ちかけたのは当時、球団取締役副会長だった星野仙一さん(故人)だったという。 「星野さんは彼を自室に呼んで、その場で契約を結んだそうです。プレーももちろんですが、星野さんとしては『それ以外の部分』も高く評価したんだと思います」(球団関係者)。18年から外国人選手では初となる副キャプテンに指名されたのも、その献身性を評価されてのものだろう。  巨人の歴代外国人選手を代表する盛り上げ役、「お祭り男」といえば〝巨人最強助っ人〟で現在は球団アドバイザーを務めるウォーレン・クロマティ氏だが、果たしてウィーラーは…。打撃だけではなく、その〝ベンチワーク〟にも注目が集まっている。

東京スポーツ

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