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「巨人」はどこで日本シリーズを戦うか? セ制覇でも「東京ドーム」使えず

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デイリー新潮

日本シリーズ、東京ドーム開催の社会人野球が予定もろかぶり

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初の開幕予定から3か月遅れの6月19日に「無観客開幕」という異例のスタートを切った今季のプロ野球。早くも各球団が約80試合を消化し、セ・リーグではダントツ首位を突っ走る巨人が優勝へのマジックを点灯させている。このまま他球団の猛追がなければ、巨人がセ・リーグ2連覇を達成し、日本シリーズに出場するのはほぼ間違いない。ファンとしては、昨年の日本シリーズでソフトバンクに「4タテ」をくらった雪辱を果たす巨人選手たちの勇姿を、本拠地・東京ドームで見届けたいところだが、実は今シーズンはそれが叶わない事情があるようだ。

 今年の日本シリーズは、セ・リーグ優勝チーム(セ・リーグはクライマックスシリーズ実施せず)をホームとして11月21日に開幕し、第7戦の11月29日まで予定が組まれている。  ただ、日本シリーズの日程を決める時点で、既に社会人の「第91回都市対抗野球大会」が11月22日~12月3日に東京ドームで開催されることが決まっていたため、日本シリーズでは東京ドームの使用が物理的に不可能となっているのだ。  つまり、巨人はセ・リーグ優勝したとしても、日本シリーズのホーム試合を東京ドーム以外の球場で戦わなければならないという、前代未聞の事態を強いられることになる。  それでは巨人はホーム試合をどこで戦うことになるのだろうか。  NPB関係者はこう明かす。 「巨人は、日本シリーズを主催する日本野球機構(NPB)を通じ、水面下で複数球団に対して球場を貸してもらえるよう内々に交渉を進めているが、他球団から難色を示されている」  各球団のプライドがぶつかり合い、全く見通しがたっていないのが現状のようだ。

近くの神宮球場、横浜スタジアムは? 他球団のプライド許さず

 それもそのはず。ペナントレースが終わっていない中で、日本シリーズで球場を貸すことについて巨人と正式交渉の場を持つことは、事実上、リーグ優勝を諦めることを意味するともいえ、他球団としては容易に受け入れられないのは当然だろう。  とはいえ、リーグ戦が11月中旬までに終われば、あっという間に日本シリーズを迎えるわけで、巨人としては具体的にどの球場を日本シリーズで使うことができるのか、具体的に検討しなければならない。  新型コロナ感染対策の観点からすれば、選手や球団職員らの移動は最小限であるべきであり、巨人としては東京ドームから場所が近い神宮球場でホーム試合を行うのが最も望ましいといえる。  ただ、それは、神宮球場を本拠地とするヤクルト側からすれば、自球団の本拠地をライバル球団に日本シリーズで使われるという、前例のない「屈辱」を味わうことを意味する。  さらに、ヤクルトは現在(9月23日現在)最下位に甘んじているとはいえ、優勝の可能性が完全になくなっているわけではない。  先述の通り、本拠地の神宮球場を巨人に日本シリーズで使わせることについて巨人と正式交渉をするというのは、事実上、リーグ優勝を諦めるということだ。  現在最下位とはいえ、ペナントレース期間中に交渉を受け入れることはできないだろう。  神宮球場のほかにも、巨人から近い球場としては、DeNAが本拠地とする横浜スタジアム(神奈川県)も候補に上げられるが、現在は3位から巨人の優勝を阻止しようと必死になっているDeNAとしても、ヤクルト同様、本拠地をやすやすと提供するとは思えない。

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