星野源、野木亜紀子脚本にボロ泣き!「まなざしが好き」
歌手で俳優の星野源が10日、TBS放送センターで行われた新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」(TBS系で2025年1月2日よる9時~)制作発表会見に出席。脚本を担当する野木亜紀子の作品に何度も出演している星野が、改めて野木の魅力を語った。会見には主演の松たか子のほか多部未華子、松坂桃李、チュ・ジョンヒョクも参加した。 【画像】松たか子×多部未華子×松坂桃李×チュ・ジョンヒョクと会見の様子 本作は、ドラマ「アンナチュラル」(2018)、「MIU404」(2020)などの野木亜紀子が脚本を務め、野木と「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)などで組んでいる土井裕泰が演出を務めたスペシャルドラマ。交通事故で両親と祖母を亡くした、鎌倉に住む渋谷葉子(松)、都子(多部)、潮(松坂)の三人姉弟が、家族への思いを抱きながら、それぞれ人生の岐路に立つさまを描く。
星野はこれまでドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や「MIU404」や映画『罪の声』(2020)、『ラストマイル』(2024)など数々の野木脚本作品に出演してきた。星野は「たくさん野木さんの作品に出演させてもらっていますが、眼差しが好きなんです」と自身が野木作品に感じている特徴を挙げると「いまの世の中を見ている眼差し、こうあってほしいという眼差しが透けて見えてくる。その作家性にいつも胸がいっぱいになるような、苦しくなるような気持ちになるんです」と語る。
本作においても初めて脚本を読んだ際、星野は「ボロボロ泣いてしまった」と明かすが「でも悲しい出来事があるわけでも、そこまでドラマチックでもないんです」と付け加えると「やっぱり野木さんの脚本だなと思ったんです。新たなホームドラマだと言われていますが、まさにそんな感じなんです」と期待を煽っていた。
星野が演じるのは、人気作家の百目鬼見(もめき・けん)。元担当編集者の葉子に執着し、執拗につきまとう面倒な作家だ。星野は「この作品のテーマの一つに“孤独感”があると思いますが、百目鬼の持つ孤独の捉え方は僕と似ている。たから佇まいや生き方は、特に役づくりをしなくても、なんとなくこういう感じかなと思えました。演じていて楽しかった」と笑顔を見せる。