2024年のメットガラに参加したBLACKPINK ジェニ―

ハリウッドで最もファッショナブルなセレブたちは、メットガラのチケットのために、今から7万5000ドル（約1,100万円）を貯めているかもしれない。次回は2025年5月に開催されるため、まだ当分先の話だが、メトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートが展覧会のテーマを発表したことで、俄然注目を集めている。 【動画】SNSで1億回以上再生。メットガラで、人気シンガーが「階段を抱っこ」で移動する姿 今回のテーマは“Superfine: Tailoring Black Style（華麗なるブラック・スタイル）”。ヘッドキュレーターのアンドリュー・ボルトンによると、このテーマは2009年に出版されたモニカ・L・ミラーの著書、『Slaves to Fashion: Black Dandyism and the Styling of Black Diasporic Identity』がインスピレーション源になっているそう。 ボルトンは「この展覧会そのものが、私たちが展示やコレクションの多様化に取り組むうえで非常に重要な一歩となり、また、キュレーションの実践における歴史的偏見を是正することにもつながると感じています」「この展覧会は、メトロポリタン美術館におけるファッションを、よりアクセスしやすく、インクルーシブなものにするための入口にすることが目的です」と語っている。 メンズウェアのみにフォーカスした展覧会は、2003年以来初となる。今回は、ファレル・ウィリアムス、コールマン・ドミンゴ、ルイス・ハミルトンなどのスターがメットガラの共同ホストを務めてイベントをサポートする。 では、今回のテーマの背景にはどんな歴史があり、パーティのドレスコードにはどんな意味が込められているのだろうか？　ここでは、2025年のメットガラについて知っておくべきことを解説。

共同ホストはファレル・ウィリアムスやエイサップ・ロッキーなど

ルイス・ハミルトンや、ファレル・ウィリアムスらが共同ホストに

2025年のメットガラで共同ホストを務めるセレブは、この展覧会にふさわしい黒人男性のスーパースターたち。俳優のコールマン・ドミンゴ、ミュージシャンでルイ・ヴィトンのメンズ クリエイティブ ディレクターでもあるファレル・ウィリアムス、F1レーサーのルイス・ハミルトン、ラッパーのエイサップ・ロッキーなどが選出された。 1995年から共同ホストを務めているアナ・ウィンターは、彼らとともに今年も共同ホストを務める。また、バスケットボール界のレジェンド、レブロン・ジェームズは、名誉ホストに選ばれている。