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「テレワーク明けの出社きつい」相談急増 企業の対応策は?

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日経BizGate

 新型コロナウイルスへの不安が消え去らない。感染リスクを軽減するためのテレワーク勤務は、もうビジネスパーソンの基本動作の1つと言って良さそうだ。しかし気になるのが「テレワーク疲れ」。出社をおっくうに感じたり、体調を微妙に崩した経験はないだろうか。部下から相談を受けるかもしれない。ウィズコロナ時代における心の健康法を、産業保健メンタルヘルス研究会(東京・千代田)の鈴木安名・代表理事に聞いた。

「テレワーク明けの出社イヤ」はうつ病にあらず

 ――テレワーク後の出社が精神的に大きな負担になっているビジネスパーソンが少なくありません。  「産業医として現在担当している企業の人事部から、一番多く相談されるのも『テレワーク明けの出社がきつい』と訴える社員への対応方法です。現在、最大のメンタルヘルス問題かもしれません」  「しかしメンタル不調ではなく、生活リズムの乱れが原因です。誰もが経験するような夏休み明けの心理状態と同じです。メンタル不調者に『頑張れ』と励ますのは逆効果ですが、今回は『頑張って出社しましょう』と勧めてみて下さい。午後からでも良いと時差通勤を促すのも現実的で効果的です」  ――夜更かしの癖がつき、太りやすく疲れやすくなっているという声も聞きます。  「テレワークの弊害の1つは生活リズムが乱れやすくなることです。特に睡眠不足はメンタル不調につながりかねません。起床後2時間以内に眠気を催すのは寝不足のサインです」  「朝がつらい人は、3分間ほど空をみると良いでしょう。睡眠物質であるメラトニンが消えてきます。 夜は暗く。眼全体に入る光を減らすことで、メラトニンができやすくなります。見落としがちですが、浴室の照明も落として下さい」  ――当日朝に「体調が優れないので有給休暇を申請します」といったメールが来ることもあります。  「当日朝の欠勤連絡はメールやLINEではなくZOOMや電話連絡が望ましいです。メンタル不調者は画像が入るシステムより文字情報を好みますが、口調や声のトーンなどをみることは重要です」  「ちなみに『今日は有給休暇にします』は本来合法的な申請ではありません。労働基準法39条5項には会社には不都合な時期における有給使用を拒否する権利があります」

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