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さよならセロー! シリーズ「最後の1台」が出荷、ヤマハ社員有志に見送られ35年の歴史に幕

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WEBヤングマシン

出荷場のセロー250ファイナルエディションに拍手

2020年1月に発表されたヤマハ「セロー250 FINAL EDITION」は、1985年の初代から35年後にシリーズ最終モデルとして有終の美を飾る。マウンテントレールのコンセプトを貫いてきたSEROWシリーズ、その最後の1台が、2020年7月31日に出荷された。ヤマハ社員にも愛された「セロー」生産の歴史が静かに幕を下ろした。 【関連写真】セロー250ファイナルエディションのスタイリングとカラーリング

誰にでも乗れる、けれど懐深いオフロード性能も併せ持ったセロー

いきなり私事で恐縮だが、筆者は自身と家族でこれまでにセロー225/セロー250を計4台所有してきた。初心者にも安心しておすすめできる一方で、ベテランやエキスパートにも愛され続けてきた、ヤマハが誇る名車である。今までヤングマシンや姉妹誌だったビッグマシンに関わってきたジャーナリストの方々も、セローシリーズを愛車としている人は多い。たとえば原田哲也さん、柏秀樹さん、つじ・つかささんたちだ。 残念ながら初代セロー225(セルなし)にはきちんと乗ったことがなく、触った程度ではあるが、それ以外のモデルはだいたい所有するか、仕事で試乗するかしてきている。どれにも共通するのは、繰り返しになるが初心者にも安心しておすすめできる乗りやすさだ。軽量な車体、程々にトルクフルなエンジン、小回りの利く車体設定(短いホイールベースや深いハンドル切れ角など)。それでいて、山遊びや草レースなどでも活躍できるような懐の深さも併せ持つ。 ホンダを代表する名車がスーパーカブなら、ヤマハにとってのそれはセローなのではないか。そう思えてならないほどに、多くのユーザーに愛されてきた。 もちろんそれはヤマハ社員にとっても同じことのようで、完成車検員に押されて「最後の1台」が出荷場に姿を現すと、見送りのために集まった社員有志から拍手が沸き起こったほどだという。「ありがとう!」と声をかける営業系の社員、目を潤ませる女性社員、何かを思い出すように、じっと車体を見つめ続ける技術系のベテラン社員も……。 2020年7月31日、「セロー250 FINAL EDITION」の最後の1台が大勢のヤマハ社員に見送られて生産ラインを後にしたことで、35年間にわたる「セロー」生産の歴史が静かに幕を下ろした。 セローシリーズは、国内向けだけでも累計生産台数が14万台を超える記録的なロングセラー。バイク通勤の多いヤマハ社員の駐輪場には数多くのセローが並び、例えば今年4月上旬の大雨の日でも、ぴったり50台あったほどだという。

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