「子どもの権利条約」とは? 子どもが安心して話せる相手、場所について考える
参加者1 「なんで29条にしたんですか?」 参加者2 「元々すごく子どもの教育に興味があって、教育に関連するものがいいなと思って。結構、教育が受けられない子どもって世界にいるけど、教育の重要性を大人が認識していない場合があるなと思って。別に教育受けてなくても幸せだったらいいんじゃない、みたいなことを言う人もいるので。でもこの条文には目的まで書いてあるところから、なんかすごいいいなと思って」 29条の内容は「教育によって、自分の身体と心を成長させる権利があります。教育の目的には、人権、母国や生まれ育った社会の価値観や言語、平和、友好の精神、自然環境を尊重することなどが含まれます」といったものです。 英語のキーワードでいうと「EDUCATION」ですね。 前半パートでは、このように楽しく「子どもの権利条約」への理解を深めました。 ■子どもが安心して話せる相手、場所について考える 会の後半は、各グループでディスカッションが行われました。 テーマは「安心して話せるって?」子どもが話したいことを安心して話せる相手や場所について共有しました。参加者のやりとりです。 参加者1 「妹と、幼稚園の頃からの親友。何話しても許す同士の関係だから」 参加者2 「やっぱりそうした土壌があるからってことだよね」 参加者3 「友達ってさ、なんかさ、秘密とか誰にも言わないじゃん。 ママとパパは信用できるか分からない。先生に言っちゃう」 参加者2 「確かに先生に相談しちゃうかもしれないもんね。先生も、確かに親に言っちゃうかもしれないもんね」 おしまいに、子どもの権利条約の中で「安心して話せる」ことと関連するものとして、12条の「意見を聞かれ、正当に重視される権利」が紹介されました。 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、今回のような催しを学校訪問の形でも行っています。 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部・社会啓発チームの塚田祐子さんはその手ごたえについて、こう話しています。