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野球大国アメリカで審判員を務めるサムライ2人を紹介 異国でジャッジを下す難しさとは【日本人マイナーリーガー紹介#4番外編】

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ベースボールチャンネル

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受け、開幕が延期されている米野球界。昇格のため一刻も早く結果を残したいマイナーリーガーにとっては、アピール機会の大損失だ。そんな過酷な状況に立ち向かう日本人選手たちを特集してきたが、最終回の今回は番外編。2人の日本人審判を紹介する。 【動画】マリナーズ公式インスタで“審判カメラ”公開に賞賛の嵐

松田貴士(審判)  1人目は松田貴士さんだ。2010年から四国アイランドリーグplusで審判員を務め、オーストラリアやアメリカでの留学を経て2012年からマイナーリーグの審判となった。2016年に日本人史上3人目となるAA級昇格を果たすと、2020年2月にはついにAAA級に合格。日本人初のMLB審判誕生に向け大きく前進した。   小石澤進(審判)  2人目は小石澤進さんだ。松田さんと同じく四国アイランドリーグplus出身で、2016年から所属。2シーズンを終えたところでアメリカで審判員のテストに合格し、2018年からマイナーリーグの審判員となった。昨年7月にはA級からA+級に昇格し、今季も活躍が期待されていた。

 異国の地で、言葉の壁や文化の違いもありながらキャリアを積む2人の日本人審判員たちにとって、これから障害となる要素は主に2つありそうだ。まずは現在拡大している新型コロナウイルス感染症により、開幕のめどがたたないこと。そして、機械審判導入の流れだ。  未曽有の感染症拡大により、見通しの立たない厳しい状況にあるマイナーリーグ。すでに、約40チームを今オフに削減する可能性が濃厚だ。この状況において、審判員の枠争いが過熱化すること、さらには外国籍の審判員の処遇がどうなるか、という懸念もある。  2点目の機械審判導入については、まだ未確定な要素が多く、現時点で予想を立てるのは困難だ。しかし、マイナーリーグでは様々なルールが実験的に導入される場。人間の審判が完全に排除されずとも、常に新たなシステムに順応していくスキルが求められそうだ。  国境を越え、大きな挑戦を続けている2人にとって、厳しい状況であることは否めないだろう。しかし、過酷な状況には幾度も打ち勝ってきた2人であることも同時に、確固たる事実だ。困難を乗り越えた先に、素晴らしい光景が待っていることを期待したい。

ベースボールチャンネル編集部

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