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時系列で見る、警官による黒人ジョージ・フロイドさん暴行死と各地で高まる抗議の声

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BUSINESS INSIDER JAPAN

ミネアポリスの警察のメダリア・アラドンド(Medaria Arradondo)署長は、ジョージ・フロイドさんの遺族に4人の警察官全員がフロイドさんの死に「加担した」と伝えた。 【全画像をみる】時系列で見る、警官による黒人ジョージ・フロイドさん暴行死と各地で高まる抗議の声 抗議活動は、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に押さえつけられて死亡した事件を受けてミネアポリスで発生、アメリカ各地に広がった。 フロイドさんの首をひざで押さえつけた警察官は殺人罪で起訴されたが、残り3人の警察官は解雇されただけだった。 アラドンド署長は、残り3人の警察官についても、介入しなかったことでフロイドさんの死に加担したと述べた。 抗議活動は最大140都市で行われ、31日で6日目となった。 多くのデモは暴徒化し、群衆をコントロールしようとする警察の手荒な手法 ── ニューヨークでは5月30日、警察車両がデモ参加者に突っ込んだ ── にも人々の怒りが高まっている。 ジョージ・フロイドさんは5月25日、警察官に首を押さえつけられた後、死亡した。 動画には、白人警察官がフロイドさんの首を数分間にわたってひざで押さえつける様子が映っていた。 フロイドさんは息ができない、助けてくれと訴えていた。 「お願いだ、息ができない」「殺さないで」と訴えるフロイドさんに、警察官は「落ち着け」と言っていた。しばらくするとフロイドさんの動きは止まった。 警察は、フロイドさんが救急車で病院へ搬送され、その後、死亡が確認されたと発表した。 翌日、フロイドさんの死に関与した4人の警察官が解雇された。だが、逮捕、訴追されたのはフロイドさんの首をひざで押さえ付ける様子が動画でとらえられたデレク・ショビン容疑者だけだった。 抗議活動は26日にミネアポリスで始まった。27日からエスカレートし、全米各地に広がった。 デモ参加者は26日にも警察と衝突したが、27日になってより暴力的になった。略奪が始まり、店には火がつけられた。 27日、デモ参加者は警察に向かってビンや石を投げ、警察はこれにゴム弾や特殊閃光弾、催涙ガスで応戦したとKSTPが報じた。 略奪が横行する中、27日には男性がミネアポリスの質屋の外で射殺された。 フロイドさんの死を受け、ミネアポリスのバス運転者の組合は、警察官と逮捕されたデモ参加者の乗車を拒否することで合意した。 ミネアポリス・セントポール都市圏の全てのバスおよび路面電車は週末、一時運休した。 小売大手のターゲット(Target)は28日、複数の店が被害に遭ったことからミネソタ州にある24店舗を閉めた。 ミネソタ州の保健当局は28日、デモは新型コロナウイルスの感染者の増加につながりかねないと警鐘を鳴らした。 保健当局のトップ、ジャン・マルコム(Jan Malcolm)氏は28日、なぜ市民がデモに参加するのか理由は理解しているとした上で、新型コロナウイルスの感染拡大を予防するためにも、集まる時は注意してほしいと訴えた。 ニューヨークでも逮捕者が続出した。 ニューヨーク・ポストによると、ニューヨークでは28日、デモが暴徒化し、少なくとも70人が逮捕された。 抗議活動はオハイオ州コロンバスやアリゾナ州フェニックスでも激しさを増した。 コロラド州ではデモの最中、コロラド州会議事堂の外で銃声が聞こえたとの報告もある。 負傷者がいたかどうかは分かっていないが、銃声が聞こえた後、デモ参加者と州議会議員は州会議事堂の建物に避難した。 当時、デモに参加していた目撃者の1人は、友人と一緒に「急いで逃げた」と話している。そして、デンバーの人々に対し、「誰も死ぬ必要はない」と言って、抗議活動に参加しないよう警鐘を鳴らした。 デンバーでは28日、デモ参加者に意図的に車をぶつけたとして運転手が起訴された。 デモ参加者が車にひかれる様子を捉えた動画は、ツイッターに投稿されている。 ミネソタ州セントポールでも28日、店に火がつけられた。警察によると、170以上の店が略奪されたり、破壊されたという。 地元テレビ局のKTSPは、セントポールにあるターゲットなど複数の店舗の前で火災が発生したと報じた。 警察官も襲われたという。 KMSPによると、ターゲットの店の入り口を封鎖した警察官にデモ隊は石やビン、買い物カートを投げつけ始めたという。多くの人が集まる中、各地で火がつけられたと警察は話している。 同じ日、トランプ大統領はデモ参加者を「悪党」と呼び、「略奪が始まったら発砲が始まる」とツイートした。このコメントについて、ツイッターは「暴力を美化している」とし、プラットフォームの規則に違反するものだと警告した。 民主党議員や退役軍人らも、トランプ大統領のツイートは州兵が略奪者に発砲する可能性を示唆しているとして反発した。 大統領はその後、自身のツイートは「声明ではなく事実を話した」もので「表現」の問題だと釈明した。 だが、大統領のツイートは物議を醸した。 Business Insiderでも報じたように、略奪が発砲につながるという考えは、1960年代の公民権運動の最中、マイアミ市警のウォルター・ヘッドリー(Walter Headley)本部長や他の人種差別主義者たちが使ったのと同じ表現だ。 トランプ大統領はその後、この表現にそうした歴史があったとは知らなかったと主張した。 他にも多くの建物に火がつけられ、店は略奪の被害に遭った。 ミネアポリスでは28日も抗議活動が続き、緊張状態が続いていると報じられた。 28日の午後10時頃、デモ隊が警察署に押し入り、建物に火を放った。 「デモ隊は強引に建物に入り、数カ所で火をつけた」と警察署は話している。 CNNによると、警察署の周りにはフェンスが立てられていたが、フェンスが引き倒された後、多くのデモ参加者が建物を取り囲んだという。 近くにあったターゲットの店舗にも火がつけられ、薬局チェーンのウォルグリーン(Walgreen)では銃撃があったと報じられた。 ミネソタ州のウォルツ知事は、抗議活動は警察の蛮行と人種問題をめぐる「何世代にも及ぶ痛みや苦しみ」の結果だと語った。 ウォルツ知事はまた、29日朝にデモの様子を生中継していたCNNのオマー・ヒメネス記者が身柄を拘束されたことについても謝罪した。 ヒメネス記者は約1時間後、釈放された。だが、なぜヒメネス記者(黒人)がジャーナリストだと名乗ったにもかかわらず身柄を拘束されたのか、その理由は分かっていない。 同じく現場を取材していたCNNのジョッシュ・キャンベル記者(白人)は、警察とは何のトラブルもなかったと話している。 ウォルツ知事は、この件については「受け入れられない」とし、全ての責任は自分にあると語った。 29日朝、ミネソタ州の検事総長キース・エリソン氏は、フロイドさんの死について「容認できず、全くもって受け入れられない」とし、関係した警察官たちが起訴されることを望むと語った。 オバマ前大統領は、アメリカは「より良くなることができるし、そうでなければならない」と語った。 オバマ前大統領は29日、ツイッターでこの件について「痛み」を感じていると語った。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で多くの人が、生活が「ただ普通に戻ってくれる」ことを願っているが、この「普通」は全ての人にとって同じではないと前大統領は指摘した。 「何百万というアメリカ人にとって、それが医療制度や刑事司法制度に関してであろうと、街中をジョギングしたり、公園で鳥をながめるだけであろうと、人種を理由に異なる扱いを受けることが悲惨かつ痛ましく、狂おしいほど『普通』であることをわたしたちは忘れてはならない」とオバマ前大統領は書いている。 フロイドさんのような死が「2020年のアメリカで『普通』であるべきではない」という。 「これが『普通』なわけがない。子どもたちに最も高い理想に沿った国で育ってほしいと思うなら、わたしたちはより良くなることができるし、より良くなければならない」と語った。 共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務は、フロイドさんの死にかかわった警察官たちは「明らかに有罪に見える」と語った。 ウィリアム・バー司法長官は29日、フロイドさんの死について、司法省が独自調査を始めると発表した。 フロイドさんの遺族は、ショビン容疑者が訴追されたことについて「歓迎するが、遅きに失した」とし、より刑の重い第1級殺人の適用を望むと語った。 民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏は、ショビン容疑者の逮捕は「もっともだ」と語った。 バイデン氏はまた、「全くもって無責任だ」とトランプ大統領の抗議活動への対応を批判した。 弁護士によると、フロイドさんの死にショックを受けたショビン容疑者の妻は、離婚を申し立てたという。 ショビン容疑者の妻の弁護士は、「今夜、わたしはケリー・ショビンとその家族と話をしました」とし、「彼女はフロイド氏の死にショックを受けていて、彼の家族や愛する人たち、この悲劇を深く悲しんでいる全ての人に対し、これ以上ないほどの同情を寄せています。彼女はデレク・ショビンとの婚姻の解消を申し立てました」と述べている。 デレク・ショビン容疑者は29日、第3級殺人罪で起訴された。 ヘネピン郡のマイク・フリーマン検事は29日の記者会見で、残り3人の警察官の状況についてはコメントしなかったが、起訴される可能性があると語った。 ショビン容疑者は逮捕されるまで、ミネアポリス警察に19年間務めてきた。 ショビン容疑者の起訴状に含まれるフロイドさんの予備の検視結果は、「外傷性窒息や絞殺の診断を裏付ける身体所見は見つからなかった」としている。 起訴状は「フロイド氏には冠動脈疾患や高血圧性心疾患といった基礎疾患があった」とし、「警察によって拘束されたことと同氏の基礎疾患などの影響が重なり、その死の一因となった可能性がある」としている。 フロイドさんの遺族は28日、「ミネアポリス市は信用できない」ため独立した検視をしてほしいと訴えた。 29日、新たな動画で3人の警察官がジョージ・フロイドさんを地面に押さえ付けていたことが分かった。 最初の動画にはデレク・ショビン容疑者1人がフロイドさんの首をひざで押さえつけている様子が映っていたが、新たな動画では放してくれと頼むフロイドさんを3人の警察官がひざで押さえつけている様子が映っていた。 事件に関係した4人の警察官が解雇されているものの、逮捕・起訴されたのはショビン容疑者のみだ。 フロイドさんは「お願いだから立たせてくれ」「息ができない」と警察官に訴えていた。 抗議活動はカリフォルニア州の一部でも激しさを増した。ベーカーズフィールドではデモ参加者の間に自動車が割って入った。 ダラスでは、デモ隊が警察に反撃し、警察車両を破壊した。女性の車に催涙ガスが投げ込まれた映像もある。 ダラス警察のレニー・ホール(Reneé Hall)署長は、デモ隊の1人と向き合い、警察官を襲うのを止めるよう話していた。 ケンタッキー州ルイビルでは、警察がデモ参加者に催涙弾を使用したのが目撃されている。警察はまた、現場を取材していた記者やカメラマンも撃った。 ジョージア州のケンプ知事は、フルトン郡に緊急事態宣言を出し、最大500人の州兵を動員した。 ワシントンD.C.でもホワイトハウスの外でデモ隊と警察が衝突し、複数の負傷者が出た。シークレットサービスはホワイトハウスを一時封鎖した。 29日、シークレットサービスや警察とぶつかったデモ隊は、バリケードを破ろうとした。 CNNによると、デモが激しさを増した「きっかけ」は警察がデモ参加者の1人を連れていこうとしたことだったという。 デモ隊はホワイトハウスの向かいにあるラファイエット広場でシークレットサービスや警察と衝突したと、NBCのトム・リンチ(Tom Lynch)記者がツイートしている。 ヤフーニュースのハンター・ウォーカー(Hunter Walker)記者は「複数の警察官が運ばれていくのを見た。彼らは怪我をしているか少なくとも催涙ガスを浴びたようだった。デモ参加者も複数負傷している」と現場からツイートした。 警察は一部のデモ参加者に催涙ガスを使用したと、雑誌ワシントニアンのジェーン・レッカー(Jane Recker)氏は報じた。 デモを受け、シークレットサービスは29日、ホワイトハウスを封鎖したとNBC Newsが報じた。CNNによると、封鎖は同日夜に解除された。 封鎖中は、ホワイトハウスの敷地から出ることが禁止され、NBC Newsのピーター・アレクサンダー(Peter Alexander)記者によると、10人以上の記者がいた記者会見室も封鎖された。 ニューヨークでも抗議活動が続き、逮捕者は増えた。ニューヨーク市警がデモ参加者を地面に倒す様子を捉えた動画が話題となった。 平和的なデモは29日、暴力的になった。記者たちは警察官がデモ参加者を警棒で殴る様子を捉えた動画を投稿した。 ニューズウィークのジェイソン・レモン(Jason Lemon)記者は、ニューヨーク市警の警察官がデモに参加していた女性を地面に投げ倒す様子を捉えた動画を投稿した。レモン記者は、警察官がデモ参加者に暴言を吐いていたと伝えた。 このデモ参加者は自分だと名乗る女性は、病院にいる自分の写真を投稿し、警察官に「ここから離れないと、すぐに立ち退かせるぞと言われた」とツイートしている。 一部のデモ参加者は、水の入ったペットボトルやビンを警察に投げつけたとCNNは報じた。 29日夜には、ニューヨーク市警のバンが燃やされる様子を捉えた動画がツイッターに投稿された。 身柄を拘束したデモ参加者をバスに乗せる警察官の様子を捉えた写真も投稿されている。 バークレイズ・センターまで身柄拘束されたデモ参加者を乗せていくよう言われたあるバス運転手は、参加者への連帯感から運転を拒否した。 この抗議活動はNYC Justice Leagueが組織していて、参加者には新型コロナウイルス感染への注意を怠らないよう呼びかけていた。 ニューヨークのデブラシオ市長は、デモ参加者に対し、デモは平和的かつソーシャル・ディスタンスを維持して行うよう呼びかけた。ニューヨーク州のクオモ知事も抗議活動を支持したと、CBS New Yorkは報じた。 シアトルで2人の警察官がデモ参加者を倒し、殴る様子を捉えた動画がソーシャルメディア上で拡散された。 動画は30日朝に投稿された。 ミネソタ州では知事や市長らが30日、暴徒化したデモの参加者の大半は州外から来ていて、当初の抗議活動を混乱に導いたと主張した。 デトロイトでは29日夜、SUVに乗った人物がデモ参加者を銃撃し、19歳の男性が死亡した。 AP通信によると、銃撃が起きたのは29日の午後11時30分頃だと、デトロイト警察の広報担当者が30日に発表した。 容疑者はデモ参加者の前にSUVを止め、発砲したと言い、この件に警察官は関与していないと広報担当者は述べている。 死亡した19歳の男性の名前は公表されておらず、病院で死亡が確認された。 容疑者は特定されておらず、動機も分かっていない。 29日にデモが異様な盛り上がりを見せた後、ミネソタ州は抗議活動への対応としては史上最大となる全州兵を動員した。 その上で、人々に家へ帰るよう呼びかけた。 トランプ大統領は30日、フロイドさんの死に触れ、各地で暴徒化するデモの責任は反ファシズムを掲げるグループ「アンティファ(Antifa)」と「急進左派グループ」のせいだと語った。 ジョージ・フロイドさんの兄弟フィロニス・フロイドさんは30日、トランプ大統領から電話があったものの、自分には「しゃべるチャンスすら」与えてくれなかったとMSNBCに語った。 警察は、現地で取材をしているジャーナリストに対しても、身柄を拘束したり、銃を撃つなどしている。 31日朝までに、抗議活動の様子を取材している10人以上のジャーナリストが各地で身柄を拘束されたり、暴行されたり、ゴム弾など比較的致死性の低い弾で撃たれるなどしている。 多くのケースで、ジャーナリストは自らの身元を明かしているにもかかわらず、だ。 アメリカの首都でも、一部の人々がホワイトハウス近くのバリケードを突破した後、抗議活動は激しさを増した。 デモ参加者は、盾や警棒、催涙スプレーを使用した警察によってすぐに追い払われた。 だが、参加者は抵抗を続け、シークレットサービスの車を破壊したり、近くにあったゴミの収集箱や自動車に火をつけるなどした。 多くの都市で暴力や破壊行為が見られた。 ニューヨークやシカゴ、マイアミ、ロサンゼルスといった数多くの都市で、警察車両が横倒しにされたり、破壊されたり、火を付けられるなどした。 フィラデルフィアでは、デモ参加者が黒人の住民に対して差別的な政策を批判されている元市長の像によじ登って破壊、引き倒して火を付けようとした。 シアトルのダウンタウンやシカゴにあるナイキの店舗、ロサンゼルスのショッピングモールなど、各地で略奪が増えていると報告されている。ロサンゼルスのモールでは、警備員が「自分たちは君たちの仲間だ」と語りかけ、略奪を止めるよう訴えたという。 シアトルでは、外食チェーン「チーズケーキ・ファクトリー」の店舗が荒らされ、中にはチーズケーキをホールで持ち出すデモ参加者もいた。 シカゴでも、警察とデモ隊が衝突した。 また、多くの警察官が各地で負傷している。フィラデルフィアでは13人がデモ隊との衝突で怪我をし、バージニア州リッチモンドでは2人の警察官が野球のバットやビール瓶をぶつけられて病院へ搬送されたと、Richmond Times-Dispatchが報じている。 デンバーでは、自動車が警察車両にぶつかり、3人の警察官が重傷を負ったと警察がツイートしている。 また、小売大手のターゲットは、複数の州で175店舗を一時的に閉めている。 ニューヨークで撮影された動画は、警察車両がデモ隊のバリケードに直接突っ込み、参加者たちを反対側に押し込む様子を捉えている。デブラシオ市長は動画について「腹立たしい」と言い、「警察官たちにはああいったことをしてもらいたくなかった」と語った。 当時の様子を捉えた動画はこちら: 各地の警察は週末にかけて、デモ隊をコントロールしようとする手荒な手法 ── 警察車両で群衆に突っ込んだり、用意してあった飲み水を撤去したり、デモ参加者を地面に押し倒すなど ── を批判されていた。 30日には、複数の都市でデモ参加者と警察の衝突が激しさを増していると報じられた。 ケンタッキー州ルイビルで撮影された動画は、デモ参加者たちが用意した飲み水を私服警官が強引に撤去している様子を捉えていた。 ユタ州ソルトレークシティーでは、警察が杖を持っていた高齢男性を突き飛ばし、転ばせる様子が動画に捉えられていた。 ニューヨークで撮影された動画では、警察官が男性が着用していたマスクを外し、催涙スプレーらしきものを吹きかけた。 現地で取材をしていた報道関係者もゴム弾で撃たれたり、催涙ガスをかけられるといった扱いを警察から受けたと報告している。 ミネアポリスで逮捕されたWCCOのフォトジャーナリスト、トム・アビレス(Tome Aviles)氏やニューヨークで逮捕されたハフポスト(HuffPost)の記者クリストファー・マサイアス(Christopher Mathias)氏など、複数のジャーナリストたちも30日夜に逮捕された。 15の州およびワシントンD.C.で5000人の州兵が動員されていて、さらに数千人を増やす用意があるという。 混乱に対応するために、15の州およびワシントンD.C.では約5000人の州兵が動員されていると発表された。 「状況は変わりやすく、こうした数字は早急に変更可能だ」とし、必要があればさらに2000人を追加する用意があるという。 州兵が動員されているのは、カリフォルニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州、ペンシルベニア州、インディアナ州、ケンタッキー州、ミネソタ州、ユタ州、オハイオ州、サウスダコタ州、ワシントン州、テネシー州、テキサス州、ウィスコンシン州おとびよびワシントンD.C.だ。 イギリスやドイツ、イタリア、カナダなど世界各地で数千人が"Black Lives Matter"のデモに参加。 イギリスでは、ロンドンのトラファルガー広場に数百人が集まって抗議の声を上げ、アメリカ大使館までデモ行進したとBBCが報じた。こうした抗議活動はマンチェスターやカーディフでも見られた。 人々は「ジョージ・フロイドのために正義を」「人種差別に存在の余地はない」「もうたくさんだ」「息ができない」「Black lives matter」「正義なくして平和なし」などと訴えた。 ドイツのベルリンでも、30日と31日にアメリカ大使館の前に人々が集まり、ブランデンブルク門の前で正義を要求した。 イタリアのミラノでも、人々がアメリカ大使館の前を行進し、カナダでも抗議活動が起きた。 31日午後、ミネアポリスの高速道路ではデモ参加者の間をトラックが通り抜けていった。 現地にいたデモ参加者の動画や写真は、トラックが高速道路の入り口をふさいでいたデモ参加者たちをかき分けながら進む様子を捉えていた。 目撃者は、このタンクローリーに複数の人がぶつかったとFOX 9 Newsに語った。 ミネソタ州の当局は、運転手の行為は「非常に憂慮すべきものだ」とツイートしている。 当局は、運転手は逮捕されたが、トラックにひかれたデモ参加者はいないようだと付け加えた。 ワシントンD.C.の抗議活動は激しさを増し、ラファイエット広場の近くでは自動車が炎上、警察は催涙ガスを使用した。 CNNによると、ラファイエット広場周辺では複数の火災が目撃されたという。 混乱は31日の早朝まで続き、16の州、26の都市で人々は夜間外出禁止令に従わなかった。 暴動と略奪がカリフォルニア州の複数の都市で続き、ガーディアンによると、ラ・メサでは少なくとも銀行2店舗が火を付けられたという。 ニューサム州知事は30日、ロサンゼルス郡に緊急事態宣言を出した。 次の都市で夜間外出禁止令が出されている: カリフォルニア州ビバリーヒルズ カリフォルニア州ロサンゼルス カリフォルニア州サンフランシスコ コロラド州デンバー フロリダ州マイアミ ジョージア州アトランタ イリノイ州シカゴ ケンタッキー州ルイビル ミネソタ州ミネアポリス ミネソタ州セントポール ニューヨーク州ロチェスター オハイオ州シンシナティ オハイオ州クリーブランド オハイオ州コロンバス オハイオ州デイトン オハイオ州トレド オレゴン州ユージーン オレゴン州ポートランド ペンシルベニア州フィラデルフィア ペンシルベニア州ピッツバーグ サウスカロライナ州チャールストン サウスカロライナ州コロンビア テネシー州ナッシュビル ユタ州ソルトレークシティー ワシントン州シアトル ウィスコンシン州ミルウォーキー ワシントンD.C. ショビン容疑者の起訴はミネソタ州の検事総長キース・エリソン氏が担当することになった。 フロイドさんの遺族はエリソン検事総長が担当することを求めていた。フロイドさんの首を数分間にわたってひざで押さえつけたショビン容疑者に対し、遺族はさらに重い罪での起訴を求めている。 ミネアポリスの警察署長はCNNで、フロイドさんの遺族に対し、警察官4人全員がフロイドさんの死に「加担した」と語った。 [原文:LIVE UPDATES: Minneapolis police chief tells Floyd family that all 4 officers were 'complicit' in his death, as protests continue across the US] (翻訳、編集:山口佳美)

Sarah Al-Arshani

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