人気俳優のポール・メスカルが受賞! 英版『GQ』が選んだ2020年に著しい活躍をみせた人たち
新進気鋭の俳優から「Black Lives Matter」の活動家まで、英国版『GQ』が選ぶ今年にもっとも活躍した人たちを紹介する。 【写真を見る】英版『GQ』が選んだ受賞者を一気にチェック!
英国版『GQ』が主催する「GQ Men of the Year 2020」の授賞式が、現地時間の11月26日にYouTubeのライブ配信で行われた。その年に著しい活躍をした人物を表彰する同アワードは、例年ならばロンドンの国立近代美術館「テート・モダン」でディナー・パーティを行うが、今年はコロナウイルスの影響によって、ライブストリーミングの形で開催された。それにしても、今年の受賞者のラインナップは相変わらず豪華だ! 14組の受賞者のなか、注目すべき人たちをピックアップして紹介する。 コネル役で大ブレイク! イケメン俳優のポール・メスカル アイルランド出身の俳優、ポール・メスカルが「ヒューゴ ボス・ブレイクスルー・アクター」賞に輝いた。メスカルは2020年にBBCで放送されたドラマ『ふつうの人々』(原題:ノーマル・ピープル)で主人公の高校生・コネルを演じている。学校で知り合ったマリアン(デイジー・エドガー=ジョーンズ)と複雑な恋愛関係を築いていくのが見どころだ。その演技力とハンサムなルックスで大勢のファンを虜にし、一躍ブレイクを果たした。その後、ザ・ローリング・ストーンズの新曲『スカーレット』(2020年)のミュージックビデオに登場したり、女優のマギー・ジレンホールの初監督映画『The Lost Daughter(原題)』(2021年公開予定)に出演したりと、エンターテインメント界で引っ張りだこ。 F1の大記録を達成したルイス・ハミルトン 「ゲームチェンジャー」賞に輝いたのは、イギリス出身のF1ドライバー、ルイス・ハミルトン。ハミルトンは11月中旬に開催されたF1トルコ・グランプリで優勝し、2020年のF1ドライバーズタイトルを確定させた。これで7度目のF1チャンピオン・タイトルを獲得した彼は、ミハエル・シューマッハが持つ7回のF1史上最多チャンピオン記録に並んだのだ。 F1のグリッド上の活躍のほか、英国版『GQ』は、自分の影響力を活かして社会問題を解決するために奮闘しつづけたハミルトンを評価している。たとえば彼は、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別や暴力の撤廃を訴える活動「Black Lives Matter」を積極的に発信したり、モータースポーツにおけるダイバーシティ(多様性)の促進に取り組んだりしている。 BLM活動家のパトリック・ハッチンソン パーソナル・トレーナーで活動家のパトリック・ハッチンソンは「ヒューマニタリアン」賞を受賞した。6月中旬にロンドンで行われた「Black Lives Matter」デモに参加していたハッチンソンは、極右グループのメンバーと見られる白人男性が負傷しているのを発見し、彼を担いで避難させた。その姿を収めた写真が世界中のメディアに取り上げられ、大きな話題になったのは記憶に新しい。このハッチンソンの行動はSNSなどを通して世界中で称賛された。 勢いが止まらない! ショーン・メンデス 最後に紹介するのは、「ソロアーティスト」賞を獲得したショーン・メンデス。カナダ出身のシンガーソングライターであるメンデスは、16歳でデビューアルバム『ハンドリトゥン』(2014年)をリリースし、アルバムチャート「ビルボード200」で初登場1位を記録した。その後も、2ndアルバム『イルミネイト』(2016年)と3rdアルバム『ショーン・メンデス』(2018年)ともにアルバム首位を獲得している。2度のワールドツアーのチケットが完売になるなど、輝かしい記録を達成している。 12月4日に4枚目のアルバム『ワンダー』が発表されるほか、Netflixオリジナルドキュメンタリー『ショーン・メンデス:ありのままの魅力』が11月23日から配信されるなど、ポップス界を牽引するアーティストとして注目を浴びつづけている。
Winsome Li (GQ)