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毎日のようにテレビで「オレオレ詐欺に注意」「ATMの操作で現金を還付するという電話は信じないで」と注意喚起しているのに、一向に減らない特殊詐欺による被害。

別居の親の暮らしで不安に感じること

セコムが全国の30歳～69歳の男女560人を対象に実施した調査で、「離れて暮らす親」についてなんらかの不安を感じている人は全体の87%だった。不安のトップ3は「病気やけが」66.3%、「認知機能の低下」42.5%、「車の運転」30.2%だった。

別居の親が特殊詐欺被害に遭う不安

別居している親が特殊詐欺被害に遭う不安を感じている人は、「どちらかといえば」も含めて56.0%。

別居の親が特殊詐欺被害に遭った経験

「実際に被害に遭った」経験があるのは3.2%だったが、「それらしい電話があった（特殊詐欺と思われる電話がかかってきた）」と回答した人は35.9%もいた。危機は身近に迫っていることがうかがえる。

親が被害に遭わないための対策

ただ、32.0%の人は特殊詐欺被害に対して「対策していない」と回答しており、無防備な状態だ。 「対策をしている人」283人を対象に具体的な内容を聞いたところ、「知らない番号の電話に出ない」54.4%、「知らない人の電話は切る」38.2%、「固定電話は常に留守電」36.0%が多かった。 「自分は大丈夫」「うちの親は大丈夫だろう」と過信せず、「だまされるかもしれない」という意識持つことが対策の出発点だ。