【カフェ ディオール by アンヌ=ソフィー・ピック】隅々までメゾンの哲学を味わえるカフェが銀座に誕生
きらびやかな年の瀬を迎えている銀座中央通りに、またひとつ、誰より早く行ってみたいスポットが誕生した。メゾン ディオールと世界に名を馳せるフランスの女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックが組んで編み出した特別なカフェへ。 【画像】アンヌ=ソフィー・ピックシェフ。
「ハウス オブ ディオール」の4階にオープン
ギンザ シックス内にあるディオールの旗艦店、「ハウス オブ ディオール ギンザ」。一歩足を踏み入れると、ディオールの世界観に包まれる、銀座中央通りでも特別な場所だ。 奥にあるエレベーターに乗り、4階へ。そこには、ディオールのパターンやモチーフがさりげなくちりばめられた繊細なインテリアが広がり、それだけでもときめきが止まらない。 こちらは、2023年にオープンした関西国際空港につづき、フランスの女性シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック氏とのコラボレーションから生まれたカフェ。シェフは世界で最も多くミシュランの星を獲得していることで知られている。 こちらでは関西空港ではなかったセイボリーのメニューも充実しているのが特徴。お茶を楽しむだけでなく、ランチや軽食にぴったりの料理が登場する。
美食の世界で「ニュー ルック」を表現
プチサイズのアミューズ「ル ニュールック」は、今回のコラボレーションの哲学を象徴するひと品ではないだろうか。メゾンの創設者、クリスチャン・ディオールがモード界に旋風を巻き起こした「ニュールック」の名を冠し、土台となるタルトは儚いほど薄く、ごくなめらかに仕上げたフォアグラのテリーヌをモンブランのように搾る。カリカリと甘いヌガーやトンカ豆を忍ばせ、ひと口でクリエイティビティあふれる食体験が叶うのだ。
パターンを模したチュイルをスープで
たとえば写真の「ル カナージュ」は、メゾンのアイコンのひとつ「カナージュ」を模したコンテチーズのチュイルの下にヨーロッパの冬の風物詩でもある根菜「パースニップ」のピクルスやクルトン、くるみなどが入っており、テーブルでパースニップのスープを注ぎ入れる。 あたたかなスープの中にさまざまな食感があり、チュイルを崩しながらいただくのが楽しいひと皿だ。 ぜひ、焼きたてのカンパーニュとご一緒に。