アフガン首都で爆発、難民相死亡 タリバン内強硬派幹部
【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールにある官庁施設で11日、爆発があり、イスラム主義組織タリバン暫定政権のハッカニ難民相が死亡した。 【写真】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のハッカニ難民相=2022年6月、カブール 暫定政権の内務省報道官は、過激派組織「イスラム国」(IS)による自爆テロだとしている。主要閣僚がテロの犠牲になるのは異例。 ハッカニ氏は自らの執務室を出ようとしたところ、爆発に巻き込まれた。一緒にいた複数の職員も死亡したという。タリバンとISは同じイスラム教スンニ派の組織だが、対立関係にある。 同氏はタリバン内でも対米最強硬派として知られる一派「ハッカニ・ネットワーク」(ハッカニ派)の幹部。米政府によって「特別指定国際テロリスト」に名指しされている。同派の指導者シラジュディン・ハッカニ内相のおじに当たる。