森の完璧救援と新人・甲斐野の開幕星に思う【タカ番記者の好球筆打】
◆ソフトバンク5-4西武(29日・ヤフオクドーム) 多くの人が度肝を抜かれたのではなかろうか。ホークス先発千賀の第一投だ。誰もが注目する開幕戦の初球に、161キロもの直球を投げ込んだ。2球目にも161キロの直球を投げ込んだのだから、恐れ入る。 ヤフオクドームでは昨季から投球の軌跡を精密に測れる機器「トラックマン」を導入している。計測位置によって多少の誤差は生まれるだろうが、その性能は高いとされており、信用してもいいのではないか。 その約30分ほど前の開幕戦セレモニーでは昨季の日本一を祝し、チャンピオンリングの贈呈式が行われた。王球団会長から選手会長の柳田へ。その光景を、昨季の「真の王者」でもある西武が三塁側ベンチから見ていた。個人的にはこちらの方が度肝を抜かれた…というか、滑稽に映った。 さて、肝心の試合はというと、開幕戦から延長11回までもつれる熱戦となった。最後はデスパイネがサヨナラ打を放ち、工藤ホークスが白星発進を収めたが、その機運を高めたのは言うまでもなく新人右腕の甲斐野だろう。最高のデビュー戦となったに違いない。
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