会社を設立するには?設立準備から登記完了までの手順をわかりやすく解説【司法書士が解説】
許認可手続きの種類
許認可は、その内容によって次の3つに分類されます。それぞれの特性を理解し、自分の事業に必要な手続きを把握しましょう。 1.許可 ・概要:基準を満たさなければ取得できないもの。 ・例:飲食店営業許可、建設業許可、運送業許可。 ・特徴:書類審査だけでなく、現地調査が行われる場合もあります。 2.登録 ・概要:事業を始める前に行政機関に登録する必要があるもの。 ・例:旅行業登録、金融業登録。 ・特徴:一定の条件をクリアすれば登録可能 3.届出 ・概要:行政に事業開始を届け出ることで認められるもの。 ・例:倉庫業届出、飲食店営業届出。 ・特徴:許可や登録よりも要件が緩やかで、手続きも簡便です。
許認可取得の流れ
許認可を取得するための基本的な流れは次のとおりです。 (1)必要な許認可を確認する (2)要件を確認・整備する (3)必要書類を準備する (4)行政機関に申請 (5)許認可取得後の届出や更新 許認可手続きには、申請から取得まで数週間から数ヵ月を要する場合があります。事業開始のスケジュールを考慮し、早めに準備を進めましょう。また、許認可の要件や手続きは法改正によって変更されることがあります。最新情報を常に確認し、適切な対応を心がけましょう。 加陽 麻里布 司法書士法人永田町事務所 代表司法書士
加陽 麻里布