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がん患者のおしゃれ応援 内灘に石川県内初のサロン

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北國新聞社

 がん患者のおしゃれをサポートする専用サロンが、石川県内で初めて内灘町に誕生した。治療の影響で脱毛や肌荒れに悩む患者の力になりたいと、金沢市の美容師山本公生さん(45)が美容関係会社などと共同で立ち上げた。オリジナルの化粧品を並べ、ウィッグをカットする個室も完備。今後、理美容師向けの講習会を開催し、「外見ケア」の担い手育成にも力を入れる。

 山本さんは金沢を中心に展開している美容室「HANABUSA」のオーナーで、抗がん剤治療や病気を経験した客から「ウィッグやメークの相談先が分からない」「外出をためらってしまう」などの悩みを聞いたことがきっかけで、専用サロン開設を思い立った。

 頭髪、眉、まつげの脱毛や肌のくすみなど、患者の悩みは多岐にわたる。美容師としてのサポートには限界があると感じ、協力者を探した。美容用品卸売の彦田(金沢市)、ラン薬局(同)と合同で会社を設立。外見ケアを意味する「APPEARANCE CARE(アピアランスケア)」にちなみ、「FOR ACサロン」(内灘町ハマナス2丁目)を9月に開設した。人目に触れず薬を受け取れるドライブスルーの調剤薬局を備える。

 併設するカフェでは、患者同士の交流会や理美容師向けにウィッグ講習会を催す予定だ。山本さんは「ウィッグをカットした後、見違えるほどお客さんの表情が明るくなる」と手応えを語り、「少しでも患者のストレスを緩和し、生活の質を高めるような拠点を広めたい」と話した。

北國新聞社