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会社を辞めた月の給料がもらえない 外国人労働者の相談、コロナ禍で急増 「時給400円」の実態も

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残業代がもらえないため転職したところ、最後の給料が払われない。そんな相談が、外国人労働者の相談窓口に急増しています。調べてみると、それまでの給料もきちんと払われておらず、単純計算で時給400円になることも。どうしたら、きちんと給料をもらうことができるのか。POSSEの岩橋誠さんと、日本人にとっても切実な問題を、「やさしい日本語」で考えました。 【画像】「正しい給料もらってる?」残業代の計算も、わかりやすくイラストで解説します

仕事をやめました。会社は最後の月の給料を払ってくれません

こんにちは。POSSEの岩橋誠です。今回は、「会社が給料を払わない」という外国人の相談です。コロナで仕事をやめた人は多いと思います。でも、辞めたあとに最後の月の給料を払わない会社がたくさんあります。きちんと給料を払ってもらうためには、どうすればいいでしょうか。一緒に考えていきましょう。 【中国出身、男性、周さん(仮名)、40歳代】 私は技能実習生です。2年前に、中国から日本に来ました。日本では、茨城県にある工場で働いていました。 仕事はとても大変でした。毎日、朝7時から夜10時まで、働きました。工場は24時間動いていました。だから、夜勤もたまにありました。休みは1週間に1日しかありませんでした。 でも、給料は1か月16万円だけでした。残業代はもらっていません。 もう働くのは大変だと思ったので、私は今年6月に会社に「辞めます」と伝えました。会社は「わかりました」と言いました。そして私はこの会社を辞めて、新しい会社を探しました。 会社が私の銀行口座に、6月分の給料を払う日になりました。でも、給料は払われませんでした。私は会社に「給料はどうなっていますか」とメールをしました。会社は返信しませんでした。 給料が払われないと、私は食べ物を買うことができません。家賃を払うこともできません。私は、中国にいる家族に仕送りをしなければいけません。私はどうすればいいでしょうか。

給料は絶対に払わないといけません

POSSEには、周さんと同じように、「辞めた後に、会社が最後の月の給料を払わなかった」という人から、相談がたくさんあります。 会社は、あなたが働いた分の給料を、あなたに絶対に払わないといけません。これは、労働基準法という法律で決まっています(労働基準法24条)。「あなたが勝手に辞めたから、払わない」というのは違法です。 日本の法律は、会社が働いた人に給料を払うときのルールを決めています。 1)通貨(お金)で払うこと 2)直接、働いた人に払うこと 3)全額払うこと 4)毎月1回払うこと 5)毎月、同じ日に払うこと 会社は、この5つのルールをすべて守らなければいけません。1か月の給料が16万円と決まっていたら、毎月、16万円を、同じ日に(給料日に)、お金で払わなければいけません。あなたの代わりに、別の人に払うことは違法です。払うことが遅くなったら、それも違法です。お金の代わりに、食べ物で払うことも違法です。 また、給料は、1分ごとに払われなければ、いけません。例えば、6時58分から8時03分まで働いたときは、1時間5分の給料を払います。30分や1時間単位で切り捨てるのは、違法です。

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