VCARBメキエス代表、アブダビGP角田裕毅スタート時のストールは「トラブルに見舞われた」と説明…最終戦は不本意な結果も来季に意欲|F1
2024年の最終戦アブダビGP決勝で、11番グリッドからレースをスタートさせた角田裕毅は、ブラックアウト時にストールしてスタート失敗。この状況について、VCARBチーム代表のローラン・メキエス氏は「トラブルに見舞われた」と説明している。 【動画】角田裕毅、最終戦のスタートで痛恨ストール、序盤で順位を大きく落とす… 角田は無線で「何か間違ったことをやったとは思えないんだけど」 アブダビGP決勝はランド・ノリスが制し、マクラーレンが1998年以来となるコンストラクターズタイトルを決めた。一方でレースはスタート直後から複数の接触が起こるという荒れた展開に。 角田はスタート時、回転数を合わせるもなぜかストールしてしまい、序盤で大きくポジションを下げることになってしまった。1ストップで粘りの走りを続けP12フィニッシュとなったが、シーズン最終戦で不本意な結果に。
出遅れについて角田本人はチーム無線で「クラッチを失った。手順で間違ったことはしていないと思うんだけど」と報告していた。 この状況についてメキエス代表はレース後「シーズン最終戦は満足のいくものではなかった」と語りつつ、角田のスタートはシステムトラブルだったと説明している。 「ユウキはスタート時トラブルに見舞われてしまった」 この件についてはチームのテクニカルオフィサーであるティム・ゴス氏も「ローンチスタートの欠陥については早い段階で兆候が見られており、今後これを早急に解決したい」と言及している。 そしてメキエス代表はこう続けた。 「一方リアム(ローソン)はピットストップ中の作業でミスがあり、そこから10秒間のストップ&ゴーを余儀なくされてしまった。今季1年間、信頼性とピット作業という点でチームがずっと素晴らしい仕事をしてくれていたことを考えると、このような不本意な状況でシーズンを締めくくってしまうのは本当に苦しいことだ」
メキエス氏は「今季は初日からとてもとても激しいシーズンだった」と語り、各所へ感謝の言葉を述べた。 「良い時も悪い時もあったけれど、将来のためにチームのみんなが尽力して、より強固なベースを築くことができた。ファエンツァ、ビスター、ミルトン・キーンズ、ホンダ、レッドブル・パワートレインズ、関わってくれた皆さんに心から御礼を申し上げます」 「今シーズンの素晴らしい仕事に感謝し、我々の旅を前に押し進めてくれたことに感謝したい」
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