虚淵玄原作「Fate/Zero」ミュージカル化、脚本・演出の西森英行「伝説の舞台として応えなければ」
「ミュージカル『Fate/Zero』」が、来年1・2月に東京と大阪で上演される。 「Fateシリーズ」は、2004年に原点となるパソコンゲーム「Fate/stay night」が発売されて以来、20年にわたって数多くの派生作品や多岐にわたるメディアミックス展開を続けてきた。「Fate/Zero」は、「Fate/stay night」の前日譚として2006年に刊行された虚淵玄(ニトロプラス)によるスピンアウト小説。2011・2012年にはテレビアニメ化され、人気を集めた。 物語の軸となるのは“聖杯戦争”。奇跡を叶える万能の願望機“聖杯”の力を追い求め、聖杯に選ばれし証を宿した7人の魔術師(マスター)が7人の英霊(サーヴァント)を召喚し、最後の1人になるまで決闘劇を繰り広げる。「Fate/Zero」では、“第四次聖杯戦争”の様子が描かれる。 ミュージカル版となる本作では、脚本監修を原作者の虚淵自身が務め、脚本・演出・作詞を西森英行が担当する。虚淵は「Fate/Zeroは私にとって大きな節目となった小説で、今日に到る虚淵玄はこの作品あってこそ、と言っても過言ではありません。それがこの令和の時代に新しい形で生まれ変わるという期待感に、胸が高鳴っております」とコメント。 西森は「『Fate/Zero』は、伝説の作品。数百年後の後世にも、古典として語り継がれるであろう傑作である。鬼才として名高い虚淵玄さんの筆致は深淵なる『文学』。描かれているのは、シェイクスピアや近松門左衛門にも比肩する鮮烈な人間群像劇だ」と原作を称賛し、「伝説と言われる作品を描くのであれば、伝説の舞台として応えなければならない。才能に溢れたキャスト陣。見識豊かなスタッフ陣。目指すのは、ジャンルの境界を超える創造的なミュージカル。持ちうる全ての力をかけて、今、この作品に挑もうと思う」と意気込みを語った。 出演者やチケット情報など、詳細は続報を待とう。 ■ 虚淵玄コメント ずっと以前、まだ今とは違う形の野心と情熱に駆り立てられていた頃の作品を、こうして再び観客の皆様の元へとお届けできるというのは大変に嬉しい出来事で、まるで私自身までもが若返ったかのような気分にさせてもらえます。 Fate/Zeroは私にとって大きな節目となった小説で、今日に到る虚淵玄はこの作品あってこそ、と言っても過言ではありません。それがこの令和の時代に新しい形で生まれ変わるという期待感に、胸が高鳴っております。 ■ 西森英行コメント 「Fate/Zero」は、伝説の作品。 数百年後の後世にも、古典として語り継がれるであろう傑作である。 鬼才として名高い虚淵玄さんの筆致は深淵なる「文学」。 描かれているのは、シェイクスピアや近松門左衛門にも比肩する鮮烈な人間群像劇だ。 「Fate/Zero」をミュージカルに。 「正義とは何か」「王とは何か」「神の沈黙」「世界の救済」───。 切嗣やセイバー、聖杯戦争を生きる登場人物たちが紡ぐテーマは旋律となり歌となり、 重奏的に、私たちの生きる「世界の有り様」を映し出すだろう。 伝説と言われる作品を描くのであれば、伝説の舞台として応えなければならない。 才能に溢れたキャスト陣。見識豊かなスタッフ陣。 目指すのは、ジャンルの境界を超える創造的なミュージカル。 持ちうる全ての力をかけて、今、この作品に挑もうと思う。 ■ ミュージカル「Fate/Zero」 2025年1・2月 東京・大阪 □ スタッフ 原作:虚淵玄(ニトロプラス) / TYPE-MOON 脚本監修:虚淵玄(ニトロプラス) 脚本・演出・作詞:西森英行 (c)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC (c)ミュージカル「Fate/Zero」製作委員会