川島海荷「監督のことを睨んでいたと思います(笑)」役者として成長させてもらったドラマ「ブラッディ・マンデイ」撮影エピソード
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。 今回のゲストは、女優・川島海荷さん。人生のターニングポイントや、主演をつとめるオーディオドラマ「旦那デスチャット」(TOKYO FMとJFN加盟のFMラジオ局が運営する音声サービス「AuDee(オーディー)」と、イヤーコンテンツ配信サイト「NUMA(ヌーマ)」との共同製作番組)の聴きどころについて語ってくれました。
パフォーマンスガールズユニット・9nine(ナイン)の元メンバーとして活動後、映画やドラマ、舞台、アニメなどマルチに活躍する川島さん。2021年12月27日(月)からは、川島さんと俳優・矢本悠馬さんが夫婦役でW主演をつとめるTOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」のオーディオドラマ「旦那デスチャット」の配信がスタート。同作は、主人公の夫婦それぞれの視点でストーリー展開。同じシチュエーションでキャラクターが各々の捉え方をする様や行動を知ることができ、物語の伏線やつながりを楽しめる仕掛けが満載の作品です。
◆厳しい演技指導があったからこそ…
住吉:このコーナーではゲストの方に人生のターニングポイントを伺っているのですが、川島さんの人生の転機は? 川島:ドラマ「ブラッディ・マンデイ」(TBS系)に出演したときですね。2008年のドラマなんですけども、撮影のときの監督がとてつもなく怖くて毎日泣いていたんです(笑)。 住吉:怒られたりしたんですか? 川島:はい。NGばかり出してしまって、なかなかOKが出なかったんです。でも、その経験のおかげでお芝居と向き合うことができたし、自分で演技を考えられるようになりましたね。「ブラッディ・マンデイ」に出るまでの自分は、役者をやろうっていう気持ちが曖昧だった気がします。 住吉:なるほど。 川島:「本気で演技をしないと失礼だし、これだけ言ってくれているんだから頑張ろう!」って思いました。あと、とにかく負けず嫌いなので「言われるのは嫌だ!」って思いながら頑張りました(笑)。 住吉:2008年ってことは、13年前でしょう? 川島:当時、高校生でした。「なんて世界に入ってしまったんだ……」って思っていましたね。 住吉:そうよねえ。 川島:ただ、最終回の撮影が終わったあとに監督が「お前、成長したな」って言ってくださって。「また頑張ろう!」って気持ちになりましたね。監督のあの言葉があったから、今も役者を続けられているなって感じています。 住吉:演じる道に進んでよかったと思えているんですね。 川島:はい。ちゃんと言ってもらえたほうが嬉しいですね。演技について言われなくなると、それはそれで寂しくなりますし。指導してくださる人がいるからこそ、今の自分がいるんだと思います。 住吉:お互いが何を求めているのかがわからないと、どの方向で頑張ればいいのか、わからないですし。大人になってくると、そういった部分が“頑張る源”として大きくなりますしね。 川島:はい。今だったら、監督の言っていたことがわかるんですけどね。高校生の自分は甘い部分がありました。 住吉:さっき負けず嫌いだとおっしゃっていましたよね。 川島:(監督から)言われると、余計に燃えるタイプです。 住吉:偉いわあ! 川島:「見返してやろう」って気持ちもありますが、当時の自分は監督のことを睨んでいたと思います(笑)。 住吉:(笑)。