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ホンダNSXが生誕30周年! 国産初の量産スーパースポーツの現在地

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ホンダが世界に誇るNSXが今年9月14日で30周年を迎えた。 ホンダの最先端技術をブッ込み、大きな話題を呼んだ国産初のスーパーカー、その初代から取材を続ける自動車ジャーナリストの小沢コージがNSXの現在地を解説する。 【画像】初代と2代目のNSX * * * ■世界を震撼させたオールアルミボディ 今年で30周年! もうそんなにたったのか、である。ニッポンが生んだ初の本格ミッドシップスーパーカー・ホンダNSXのことだ。 初代NSXはオザワが自動車専門誌の編集者になった直後の1990年9月14日に発売。当時の熱狂ぶりを今も鮮明に思い出せる。 前年の1989年も含め、90年はニッポン自動車界のビンテージイヤーといわれている年で、89年にR32型日産スカイラインGT-R、初代トヨタセルシオ、マツダのユーノスロードスターの名車3台が生まれ、90年には初代NSXが生まれた。 何がスゴかったかってスーパーカー然としたホンダの造りだ。スタイルは当時のフェラーリ328を彷彿(ほうふつ)とさせる背の低いクサビ形フォルムでヘッドライトはスーパーカーの象徴リトラクタブル。しかも当時、ふたり乗りミッドシップでオールアルミボディのスーパーカーはフェラーリやランボルギーニにもなく、日本人はホンダの高い技術力に熱狂した。 オマケに当時のホンダは英国マクラーレンと組みF1レースで連戦連勝! 16戦中6勝で当時ワールドチャンピオンに輝いたド天才ドライバー、アイルトン・セナがNSX開発に関わっている。実際、オザワは鈴鹿サーキットでNSXを駆るセナを取材! 「おおー、ガチで乗ってるわ!」と驚いた記憶がある。 ちなみに当時の自動車誌編集部がNSXを購入。オザワは自宅に借りて帰ったことがある。ボディの低さ、カッコよさ、乗ったときの剛性感、エンジンサウンドの良さは感涙モノで、「ついにニッポンもフェラーリ並みのスーパーカーを造った」とシビれたモンだ。 もちろん欠点もなくはない。初代の開発目標は「誰にでも乗れるスーパーカー」。事実エンジンは今から考えると凡庸な280PS(MT車)。エンジンは3リットルの横置きV6でベースはFFセダンのレジェンド譲り。当時5リットルのV12エンジン搭載のスーパーカーの頂点、フェラーリ・テスタロッサには及ばず。 オイル潤滑方式も乗用車譲りのウェットサンプ式。エンジン重心は高く、サーキットではトリッキーといわれていた。 さらに販売台数だが発売2年目にグローバルで8422台を売ったが、その後は年間数百台の3桁カーに......。 初代は約16年間で総販売台数は1万9000台。累計販売は正直多いとはいえないが、長く売ったのはスゴい! ホンダの意地を感じる。

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