【元公務員解説】年金受給者にも「調整給付金」いくらもらえる?「ファストパス」なら早期の支給も可能
調整給付金には「ファストパス制度」も
調整給付金では、申請なしで給付を受けられる「ファストパス制度」を採用している自治体があります。 ファストパス制度では、過去に自治体から給付金を受け取ったなどの理由で自治体が口座情報を把握している場合や、国に公金受取口座が登録されている場合は、申請手続きが不要となります。 そのため、年金を国に登録した公金受取口座で受け取っている人や、過去に給付金を受けた口座で受け取っている人は、同じ口座に調整給付金が支給されると考えておきましょう。 ファストパス制度で調整給付金を素早く支給してくれる主な自治体は、以下のとおりです。 ・東京都江戸川区:6月18日から支給開始 ・千葉県富津市:7月19日に書類発送予定、8月8日ごろに振込予定 ・北海道登別市:7月1日に書類発送済、7月25日に支給予定。より早期の支給を受けたい人は、7月11日までにオンラインで支給承諾が必要。 自治体から給付金の案内のみ送られてきた場合は、ファストパス制度の対象です。 自治体の振込予定日以降に、銀行口座を確認してみましょう。
調整給付金の締め切りはいつ?
調整給付金の締切は、自治体によって異なります。いくつかの自治体の申請締切日を確認してみましょう。 ・東京都港区:2024年10月31日(木曜日) ・神奈川県藤沢市:2024年10月31日(木曜日) ・栃木県下野市:2024年10月10日(木曜日) ・青森県おいらせ町:2024年9月30日(日曜日) 夏から秋にかけて支給する自治体が多いため、多くの自治体で10月31日を申請締切としています。 一方、一部では10月中旬や9月末などに締切を設定している自治体もあるようです。 調整給付金は自治体ごとに申請期限が異なるため「ほかの市区町村の締切がまだだから自分もまだ申請しなくてよい」とは限りません。 調整給付金に関する郵送物が届いた場合は、必ず申請書の提出期限を確認しておきましょう。