鉾田産シュンギク 基準値58倍超の殺虫剤検出 健康への影響「極めて低い」 茨城県
茨城県は29日、同県鉾田市内の農家1軒が生産したシュンギク48袋(7.2キロ)のうち一部から食品衛生法の基準値の58倍(1キロ当たり0.58ミリグラム)となる殺虫剤「エトフェンプロックス」、同基準値の43倍(同0.43ミリグラム)となる同「フェニトロチオン」が検出されたと発表した。 シュンギクは検査分を除き、16、18日に東京都や愛知県の卸売市場に出荷された。委託先の抜き取り残留農薬試験検査で二つの殺虫剤が検出され、27日に茨城県に連絡があった。同県潮来保健所が29日、同市内の出荷1社に回収を命じた。また県は、農家1軒と出荷1社に再発防止を指導した。 県食の安全対策室は「通常の食生活で、健康に影響を及ぼす可能性は極めて低い」としている。
茨城新聞社