【予選レポート:F1スペインGP】ルクレールがミスを挽回しポールポジション獲得!フェルスタッペンはDRSの不具合、アルファタウリは速さ足りず角田Q2敗退
F1第6戦スペインGPの予選が行われ、ポールポジションはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。 ●【2022F1第6戦スペインGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数 ■Q1:母国GPのアロンソが敗退! 気温34℃、路面温度47℃と厳しい日差しが照りつける猛暑の中でセッションが始まった。 まずは、ルクレールが1分19.861秒のベンチマークを設定、チームメイトで母国GPのサインツも0.031秒差で3番手につけ、フェルスタッペンは3番手につける。コンマ1秒差でメルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンが続く。 一方、地元の大声援を受けてモチベーションが高いフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は最終アタックでトラフィックに悩まされ、0.163秒差の17番手で敗退。 大幅アップデートを投入し“グリーン・レッドブル”と話題になっているアストンマーティン勢も熟成不足もあるのか速さを引き出せずベッテルとストロールの2台ともノックアウト。 また、2台のウィリアムズは最後尾でQ1敗退となった。 ■Q2:フェルスタッペンが最速、アルファタウリF1勢が敗退 Q2で最速だったのはフェルスタッペンで、それにサインツとラッセルが続いた。ルクレールは7番手で、温存しているようだ。 Q1で速さが足りなかったアルファタウリF1勢は、角田裕毅が13番手、ピエール・ガスリーが14番手でQ2敗退となった。 ランド・ノリス(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)もQ2敗退。 ハースF1勢は、ケビン・マグヌッセンとともにミック・シューマッハ(ハース)がQ3進出を果たした。シューマッハにとっては初のQ3だ。 限られた資金を計画的に使い、他チームと違ってここで大きなアップデートを投入していないハースF1は、現在のパッケージから速さを引き出すことに集中しており、その狙いが当たったようだ。 ■Q3:ルクレールがスピン、フェルスタッペンはDRSの不具合 最初のアタックでフェルスタッペンが1分19秒073で最速、サインツが0.4秒差で2番手、ペレスが3番手につけた。 ルクレールはターン14の立ち上がりでスピンを喫し、最初のアタックを中止してピットへ戻る。メルセデスのラッセルが4位、ターン10-11でややコース外へ膨らんだハミルトンが5位となった。 最終アタックでルクレールは1分18秒750を記録し、暫定ポールを獲得した。フェルスタッペンは「パワー不足」を無線で訴え、0.323秒差でルクレールがポールポジションを獲得した。 レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、フェルスタッペンのマシンにDRSの問題が発生し、スピードを失ったと後に語っている。 2番手はフェルスタッペン、3番手はサインツだった。4番手のラッセルは第1セクターで速さを見せて、5番手のペレスに0.027秒差で競り勝った。 6番手のハミルトンから0.1秒差の7番手には元チームメイトのバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がつけた。 ハースはマグヌッセンはDRSの問題を抱えながらも8番手。9番手はマクラーレンのリカルドで、初の予選Q3に進出したシューマッハは10番手だった。