キャンプからビジネスまで いま脚光浴びる「キャンピングカー」 醍醐味は? 神戸・須磨に専用レンタル施設
神戸市須磨区にある都市型産直市場の一角に、キャンピングカーのレンタル施設がオープン。キャンプブームが来ている昨今、コロナ禍でテレワークなどキャンプ以外での利用方法も注目されている、キャンピングカー。その醍醐味について、話を聞いた。 【写真】キャンピングカーの車内って、どんな感じ? 兵庫県産を中心とした新鮮な食材を取りそろえ、絶景が楽しめるレストランを併設する「ナナ・ファーム須磨」で、今年1月15日から営業を始めたのは、「神戸須磨キャンピングカーレンタルセンター ナナ・ファーム須磨」だ。 高速道路にあるパーキングエリアの管理・運営などを行う阪神高速サービス株式会社が運営する。高速道路会社がキャンピングカーのレンタル事業を行うのは、初の試みだという。 同施設を運営している阪神高速サービス株式会社事業開発部事業開発課の中井雄大さんは、キャンピングカーを利用する醍醐味をこう語る。 「車内の広さをいかして、自宅の駐車場にキャンピングカーを駐車して、誕生日会やお泊り会、スキー場やゴルフ場等のアウトドアへの前乗り、フェスなどの野外イベントの休憩所といった場面で活用していただきたい」 最近では、ビジネスシーンでの利用でもキャンピングカーに脚光が当たっている。 「出張の際、移動手段として活用していただくことで、公共交通機関を避けた移動が可能になり、相手先への安心感や話のネタ、宿泊場所としても利用することができます」 ここでは、「ロビンソン106 カムロードタイプ」と「ロビンソン771 ハイエースタイプ」という、2種類のキャンピングカーをレンタルできる。 そのうち、「ロビンソン771 ハイエースタイプ」は、7人が乗車でき、後方部に広々とした2段ベッドを配置。運転席の上部にも空間があり、就寝時には大人3人が寝ることができるスペースも確保されている。 さらに、カップホルダーのついたテーブルやソファーの設置や、冷蔵庫、エンジン停止状態でも使用できるFFヒーターといった、居住空間の快適性に特化した装備も付属している。 プライベートからビジネスシーンなど、様々な場面で活用できるキャンピングカー。レンタルという手段も得られたなか、今後も注目されていくのではないだろうか。 レンタル基本料金は、平日2万4000円から、金土日と祝日は2万9000円から(いずれも税別)。レンタル・見学ともに事前予約が必要となる。問い合わせは、電話050-3538-0734まで。詳細は「神戸須磨キャンピングカーレンタルセンター ナナ・ファーム須磨」のホームページにも掲載されている。
ラジオ関西