印象派の華やかな世界にうっとり…ミクストメディアで表現する、長谷川洋子の個展『Magic Hour』が恵比寿で開催中!
東京・恵比寿のギャラリー、ALでコラージュ画家・イラストレーターの長谷川洋子による個展『Magic Hour』が開催中だ。会場では、未公開作品をメインに、額装にもこだわった8号サイズから手のひらサイズまで、約100点を展示販売している。 【写真】すべての作品を見る。 印象派絵画のような世界観をテーマとした本展で特に注目したいのが、さまざまな素材を組み合わせた、長谷川独自のミクストメディア手法だ。フランスのアンティークレースやスパンコール、京都の大正着物の生地をはじめ、アクリルガッシュやネイルパーツなども使われておりバリエーション豊か。また、アンティークのビーズやレースなどの希少素材、ルビーやサファイア、パールなどの宝石を散りばめることで、よりリッチで華やかな印象を受ける。さらに、ベースに使われているのは、唯一無二の繊細さを持つ日本画の顔彩だ。このように、個々の素材だけが持ちうる希少な色と輝きのニュアンスを操ることで、長谷川ならではの西洋と東洋の境界を超えた作品を実現している。 ドラマティックな夕波や鱗雲がかかる教会、グラデーション豊かに輝く朝焼けの海など、まるで魔法のようなひと時の情景を、ぜひその目で直接確かめてみてほしい。
文:Pen編集部