男子児童が”命を軽視”発言→担任が”命の大切さ”指導→男子児童の返事無し→担任が男子児童に「一緒に死のうか」と発言 説明会で「体罰」指摘する声も
6月中旬、福岡県粕屋町の小学校で、命を軽視する発言をした6年の男子児童に対し男性教諭が「一緒に死のうか」と言っていたことがわかりました。 ■男子児童が”命を軽視”発言→担任が”命の大切さ”指導→男児の返事無し→担任が男児に「一緒に死のうか」発言 粕屋町教育委員会によりますと、6月中旬の休み時間に町内の公立小学校で6年の男子児童が命を軽視する発言をしました。 その後の授業で、担任の男性教諭が命の大切さを指導しましたが、命を軽視する発言をした男子児童からは、返事がありませんでした。 これを受け、担任の男性教諭は、男子児童を廊下に連れだし、肩に腕を回して「一緒に死のうか」と言ったということです。 ■担任の男性教諭が男子児童の保護者・クラス全員に謝罪 男性教諭は、その日のうちに男子児童の保護者に謝罪をしてその2日後に、クラス全員の前で謝罪。 さらに、児童ひとりひとりに対しても謝罪を行ったということです。 男性教諭は、学校に対して「命の大切さを伝える指導をしたかった反省している」と説明しているということです。 ■保護者説明会を開催 やりとり目撃した児童の親から体罰指摘 この問題を受け、10日、小学校で保護者説明会が開かれ学校側が集まった保護者に謝罪しました。 保護者説明会では、一連のやりとりを目撃した児童の親が「廊下に連れ出す際に引きずった」「廊下に連れ出した後に首に手をあてた」など男性教諭の体罰を指摘したということです。 ■学校「事実であれば体罰」・町教委「情報集め事実を明らかに」 指摘を受けた学校側は、「事実であれば体罰」としたうえで保護者に対し「今後、事実を確認していく」と説明したということです。 粕屋町教育委員会は、「子どもたちに不安や恐怖心を与えたことを申し訳なく思う。今後、子どものケアに取り組んでいきますし、地域、保護者の信頼回復に努めていきたい」「再度、情報を集めて事実関係を明らかにしていく」とコメントしています。
RKB毎日放送