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高齢者憩いの場に動揺 魚津で「昼カラ」クラスター

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北日本新聞

 魚津市の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が昼間のカラオケサービス(昼カラ)を利用できる飲食店で発生し、県内の他店に動揺が広がる。カラオケは、歌う際に大きな声を出すほか、マスクを外して飲食しながら会話するため、飛沫(ひまつ)感染のリスクが高い。業界団体は感染予防の指針を定めているものの、個人経営の小さな店に浸透していないのが実情だ。  昼間にカラオケを利用できる喫茶店やスナックは、高齢者らに根強い人気がある。富山市有沢でカラオケ喫茶「津軽」を営む下山美子さん(74)は「客は60~70代の常連が中心で、毎日10人くらいが来店する。店が地域の憩いの場にもなっている」と説明。感染予防のため1曲ごとにマイクを消毒し、他の人の歌を聴く際は客にマスクを着けてもらっている。  対策を講じずにカラオケを利用すると、大声やマイクの使い回しで感染が広がる恐れがあるとされる。実際に北海道や千葉県、福岡県でクラスターが発生。日本カラオケボックス協会連合会などはガイドラインを策定し、マスクを着用しての歌唱や仕切りの設置などを推奨する。

 ただ、業界団体に加盟するのは大手の会社が中心で、小規模店には対策が行き届きにくい。高岡市内にあるカラオケ喫茶の女性店主は「ガイドラインについては知らない」と話し、手指消毒などで自衛。「新型コロナの影響で既に客足が落ちている。魚津の件でもっとお客さんが減るのではないかと心配」と話す。  県は「客同士が一緒に歌ったり、マスクを外したまま会話したりすれば、感染の危険性は高まる」と指摘。「店、利用者双方とも高いリスクがあることを認識して行動してほしい」と注意喚起する。

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