名古屋市・河村市長が定例会見8月16日(全文2)メダルの交換費負担は政治的寄付に相当
メダル交換費用の扱いはどうなったのか
朝日新聞:朝日新聞です。1点、確認だけいいですか。市長、先週メダルの交換費用について自分で負担したいという、おっしゃってましたけれども、報道では費用をIOCが負担すると発表されたらしいので、その後どういう扱いになっているか、入っていますか。 河村:これは、こちらのほうから正式に負担させていただきたいといって申し出たんですけど、寄付になってしまうと、オリンピック憲章かなんかで政治的なそういう寄付は受けないということになっとるので寄付は受けられないという返事をいただいております。 朝日新聞:つまり市長が負担することは憲章上できないという回答であるということですね。 河村:はい。 朝日新聞:ですから市長は自分の給与をカットするという。 河村:それはパラレルじゃないです。別ですけど。それは別ですが。 朝日新聞:そうなると今回メダルについてのアクションはなかなか取れないことになってしまいますね、市長は。 河村:どうするかですね。まだそういって、話がJOC側から来たところでございまして、どういう方法があるのか、ちょっと自分で考えてみますけど。
今後、信頼をどう回復させていくのか
読売新聞:読売新聞の木村と申します。先ほど辞職を否定されて、今後も名古屋市民にご奉公していきたいということだったんですけど、現状、イベント欠席だけではなくて、グランパスエイトとの締結式が中止になって、実際、締結がいつ行われるのかというのも決まってない状況だと思うんですけど、特にスポーツ行政への影響っていうのが、この問題が起きてから大きくて、今後どういうふうに信頼回復をされていくのか。あとトヨタに対しての謝罪とかっていうのをどういうふうにしていかれるお考えなんでしょうか。 河村:とにかく私が悪かったと、全て。全て河村たかしさんが悪かったと、申し訳にゃあということを言いまして。グランパスさんのほうでも聞いてみましたら、一応、名古屋市側から申し出たと。で、相談の上、締結をやめようということになったということでございますので。そこらもちょっと当局と相談して、納得いただけんかもしれませんけど、納得していただけんかも分からんけど、とにかくこれは自分の責任と。許しを請うというのは、あまり言うな言われていますから、これは。そういうことを続けると。しょうがないと言うと、また怒られますので。謝罪を続けるということですわ。 共同通信:市の消防局の11日の締結式なんですが。 河村:うん? 共同通信:11日に行われたという締結式なんですが、これが当日発表にならなかったのは、市長の件はまったく関係ないという理解でいいんでしょうか。 河村:僕はないと思いますけどね、これは。 共同通信:コロナ対策でリーダーとしてやっておられて、市長が今回マスクを外してメダルに唾液を付けるような行為をしたことで、結構、コロナ対策を引っ張るリーダーとしての資質が問われていると思うんですけれども、その後、市長、地をはう努力ということで名古屋市の感染対策にも、積極的に発信されていく中で、今後どのように名古屋市のコロナ対策を引っ張っていかれるのか。以前も同じような質問あったと思うんですけども、市民に対してのメッセージですとか、今後のコロナ対策どのように、今、信頼をちょっと失った中でどうされていくのかということを教えていただけますか。 河村:今回の問題については僕が全て悪かったということで、言い訳なしで全責任取らせていただくということで、その上でいろいろお願いをしていくということです。申し訳ないけど。コロナ対策は、それは待ったなしですから。 【書き起こし】名古屋市・河村市長が定例会見8月16日 全文3へ続く