特急「北斗」「おおぞら」一部がスピードアップ、「大雪」は特別快速に置き換え JR北海道の2025年春ダイヤ改正
JR北海道は13日、2025年3月15日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。 特急列車では、「北斗」2号、「おおぞら」7号の停車駅を減らし、所要時間を短縮する。「北斗」2号は伊達紋別、大沼公園、五稜郭の3駅を通過駅に変更し、全体の所要時間を4分短縮。「おおぞら」7号は追分、新夕張、池田、白糠の4駅を通過とする。改正前のダイヤとの比較では、札幌~帯広間では29分、札幌~釧路間では31分、それぞれ所要時間を短縮。従来の最速列車である「おおぞら」4号との比較でも、両区間でそれぞれ3分短縮する。 【画像】特別快速「大雪」に使用するH100形 石北本線で運転している「大雪」は、運転を取りやめ、特別快速「大雪」に置き換える。使用車両も、キハ283系から、普通列車などと同じH100形に変更する。なお、同列車で使用するH100形では、2025年度以降、長距離移動の快適性向上のため、座席数の増加や座り心地の改善を進めるとしている。特別快速とする「大雪」、引き続き特急として運転する「オホーツク」とも、運転時刻を変更。「オホーツク」3号は札幌駅発時刻を2時間繰り上げ、同2号は網走駅発時刻を約1時間繰り下げる。 石北本線ではこのほか、特別快速「きたみ」の運転区間を網走駅発着に延長。北見~網走間は各駅停車とし、種別も快速に改める。 函館本線では、特急「ライラック」「カムイ」を、夕方に下り1本、夜間に上り1本、追加で設定する。一方、利用が少ない早朝の上り1本と深夜の下り1本は、運転を取りやめる。 石勝線では、H100形を投入し、キハ40形・キハ150形を全て置き換える。これにより、同線では最大11分の速達化を実現する。富良野線では、一部列車を1両編成から2両編成に増結。また、富良野線、花咲線、釧網本線、函館本線の函館~森間では、利用が少ない早朝・夜間の一部普通列車について、運転を取りやめるとしている。 また、同社はダイヤ改正にあわせて、東滝川、雄信内、南幌延、抜海、東根室の5駅を廃止する。ダイヤ改正後の2025年4月1日には、釧網本線の緑駅を、同社管理から自治体管理駅に移行する。 【タイトルを修正しました】