アコヤガイ稚貝大量死 愛南で原因ウイルス初確認 へい死対策協議会が発表
宇和海沿岸で2019年から続く真珠養殖用アコヤガイ稚貝の大量死で、県や生産者団体などでつくる「アコヤガイへい死対策協議会」は20日、大量死の原因ウイルスが愛南町の母貝養殖場の稚貝から検出されたと発表した。協議会によると、2月にPCR検査法が確立して以降、ウイルスの確認は初めて。現時点で稚貝の異常死は確認されていない。 原因ウイルスについては2月、国の研究機関と県が、ビルナウイルス科の新種と特定し、PCR検査法を確立したと発表。協議会が被害の軽減に向け、検査などに取り組む方針を示していた。
愛媛新聞社