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石岡のベテル コロナでヘッドセットマスク受注好調

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茨城新聞クロスアイ

プラスチック成形などのベテル(石岡市荒金、鈴木潤一社長)が手掛けるヘッドセットタイプのマスクが好調だ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月の発売開始以来、順調に受注を伸ばしており、現在は月間3万個を生産。想定していた年間3万個のペースを大幅に上回っている。他の取り扱い製品の受注が減少する中、鈴木社長は「救世主になれるかもしれない」と期待する。 同社は電設資材やロールカーテンの部品のOEM(相手先ブランドによる生産)を主力に、医療、介護向けプラスチック製品や熱伝導率の計測装置などの製造販売などを行う。 ヘッドセットマスクは同社が設計や製造、プラスチック製のマスクを展開する別のメーカーが企画、販売する。開発は共同で行い、約2年をかけて作り上げた。 メーカー希望小売価格は1個2640円(税込み)、5個で1万2100円(同)。色はホワイトパールとブラックパールの2種類。口元のフィルムは交換可能で顔全体を覆うタイプもあり、顔の大きさに合わせてアームで位置を調整できる。 布のマスクと比べて表情や言葉が伝わりやすいのが特長で、当初は東京五輪を契機として増加が見込まれていた訪日外国人を迎える接客業などでの活用を想定していたが、コロナ禍で需要が急拡大した。デザインや着け心地、繰り返し使える点などが好評を得ている。 製造するベトナムの生産拠点は現在フル稼働の状態。需要拡大を受け、月間6万個まで増産できるよう生産体制の増強を急いでいる。 新型コロナの収束は見通せず、需要は当面衰える気配はない。鈴木社長は「ずっと続くとは思っていないが、衛生の分野にニーズがあることはよく分かった。今後も商品開発を続けていきたい」と話した。

茨城新聞社

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