【ボートレース】山下大輝の目標は兵庫支部の先輩・吉川元浩と「大レースで一緒に走りたい」
◆ルーキーシリーズ第22戦スカパー!・JLC杯(12月11日、ボートレースびわこ初日) 126期・山下大輝(28)の初日は4、5号艇の2回走りを4、3着。どちらも艇番以上の着はしっかり取った。特に後半の3着は1周バックは5、6番手追走も、ターンを重ねるごとに前の艇との差を縮め、2周2マークで3番手追走の生方を捉え、最終バックで3番手に浮上する非凡なレースセンスを見せた。「体感的にあまり良くなかったけど前半より後半の方が感じは良かった。後半は1周1マークをミスしてしまったけど、ペラをちょっと回す方向で調整して、レース足が良くなってましたね。そのお陰で着を取れました」。 デビューは2020年5月の尼崎。大学卒業からのボート界入りで、まだ選手歴は4年と半年。デビューして期勝率は一度も落としたことがない右肩上がりで、来年1月からは初のA(2)級入りを決めている。「ペラ調整の引き出しがいっぱいありすぎて分からなくなっていたけど、極端な回転調整をするゲージに絞って、そこから微調整するようにしてから良くなりましたね。良い時と悪い時の成績の差が激しかったのが、今は悪いエンジンでも、しっかり着が取れるようになったのが大きい」と自身の成長を分析する。 兵庫支部の先輩である吉川元浩からは「早く世代交代せなあかんで」と言われているそうで、「もっと成長して大きなレースで一緒に走りたいです」と希望を語る。目標に向かい日々研さんを積んでおり、今節もどんなレースをするのか目が離せない。12日の2日目は2Rが出番となる。(早野 智之)
報知新聞社