今年も残りわずか、1年を振り返るための「6つの自問」
この1年で優先順位はどう変わったか?
■この1年で優先順位はどう変わったか? 1年を通して、関心事や優先順位が変化するのはごく普通のことだ。その変化を振り返ることで、自分の価値観の変遷をより深く理解することができる。 例えば、出世に照準を合わせて1年をスタートさせたのに、肩書きにそれほどの意味を感じなくなり、健全なワークライフバランスの達成の方がはるかに重要だと気づいたかもしれない。金銭的な利益を何よりも優先していたのに、仕事のやりがいや企業文化も同じくらい重要だと気づいたかもしれない。人脈作りや仕事上の知名度を高めることに重点を置いていたが、有意義な人間関係や協力関係の方が価値があることに気づいたかもしれない。 このような変化を認めることは、自分の価値観を理解し、今後、より意図的な決断を下すのに大いに役立つ。振り返れば振り返るほど、何が本当に自分を突き動かしているのかが明確になり、それが本来の自分に合った選択へと導いてくれるだろう。 ■誰と成功を分かち合えるか? 誰もひとりでは成功を収めることはできない。そして、喜びは大切な人たちと分かち合うことで、より大きなものになる。友人であれ、家族であれ、同僚であれ、あなたを信じ、支え、成長のために時間とエネルギーを費やしてくれた人たちのことを思い出してみよう。その人たちに対し、同じように恩返しをし、サポートすることができただろうか。大きな節目だけでなく、日々の中でお互いを励まし合うことができただろうか。 大小にかかわらず、誰もが成功の喜びをシェアできる環境を作れば、ポジティブな循環を生み出すことができる。それは人間関係を強化するだけでなく、より良い自分へと成長することを可能にするのだ。 ■意図を持って前進しよう 未来を見据えるのは素晴らしいことだが、自分の可能性を最大限に引き出すには、過去を振り返る時間が必要だ。今年を締めくくるにあたり、自分の成果を祝い、これまでの経験を振り返る時間を取るのは、意義ある成長にとって欠かせないことだ。今年の自分を深く分析することで、より明確で自信をもった姿勢で来年に向かうことができる。 この機会に、自分の成功や失敗から学んだことを再認識してみよう。どちらも、これからの歩みを形作る上で重要な役割を果たすだろう。新年を迎えるにあたってこれらの教訓を胸に刻み、目的意識と集中力を新たにしよう。
Sho Dewan