世界中のどこからでも作品鑑賞…新しい生活様式に対応したギャラリーオープン!【岡山・岡山市】
岡山放送
新型コロナウイルスの感染予防のため、新しい生活様式に対応したギャラリーが、10月、岡山市にオープンしました。オンラインでつながり、世界中のどこからでも作品が鑑賞できるギャラリーです。 岡山市中区のカフェに設けられた、アートスペース「モノギャラリー」です。 (竹下美保記者) 「こちらのギャラリーには、パソコンや撮影用のカメラが常設されていて自宅にいながらゆっくり作品を見ることができます」 新型コロナウイルスの影響で作品を展示する機会を失った作家のためにと、オーナーの脇山賢一さんが考案しました。 (モノギャラリー 脇山賢一社長) 「今回コロナが世界的流行なので横一線でよーいどんここでアイデア一つで何でもできるなと強く感じたのでそれを自分が持っている資源でどうするかというとこういう形になった」 こけら落としの展示は、備前焼作家たちの作品です。 10月14日は、大阪の女性からアクセスがありました。 「ご来店ありがとうございます」 「いえいえ」 「今回6人の作家さんが一人一つの棚を持ち作品を展示しています」 「最近ちょっと花瓶を探していて是非いいものがあればと」 「はい花瓶をいくつか集めてきます」 「この素材感が備前焼でも特殊なので説明してもらいます」 「天然の陶土でやっている地層の表面を移すような作り方しているんです」 (別の作家) 「窯を炊き始めて3日目50時間目くらいです」 作家の自宅とオンラインでつながることで窯の様子を確認することもできます。 (女性) 「作家さんとお話するの楽しいが、リアルでも、少し緊張することもあるがオンラインだとカジュアルにお話ができたり、すごくいいなと思いました」 (備前焼作家 渡邊琢磨さん) 「こんなことができたらいいなという思いが実現できている、戸惑いよりワクワク感が大きい」 オンラインで話をすることで作家にほれ込み、作品を購入する客も増えたといいます。新しい形を提案した脇山さんは、さらなる未来を見据えています。 (モノギャラリー 脇山賢一社長) 「岡山の風土だったり食だったりを世界中の方に広げていって、コロナが落ち着いたら岡山に行ってみたいと思ってもらえるギャラリー運営をしたい」
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