電柱看板のメリットは、歩行者や運転者の目線の高さに看板を設置できるというところです。目的地までの道案内のための看板を設置したい時に、ポイントとなる曲がり角にちょうどよく電柱があった、などということはめずらしいことではありません。すでにある電柱を活用するため、リーズナブルな価格で設置ができるのも魅力です。 　ちなみに電柱広告の代理店には契約申し込み、設置・メンテナンスまでをお願いすることができます。電柱看板の種類は、電柱に巻かれた「巻看板」と電柱から突き出した「袖看板」の2つです。いずれの看板もサイズや仕様などのルールが決まっています。デザインについても掲出前に事前審査が必要で、「年間掲出料」も決まっています。

　設置できるサイズや仕様・金額も決まっているため、看板広告で副業をスタートしたい人が取り組みやすいのが、「電柱看板」と言えるでしょう。 ■道路沿いに設置されることが多い「野立て看板」 　・野立て看板 　野立て看板は、その名の通り「野(地面)に立っている」看板広告です。歩行者や通行車両の多い道路沿いに設置されることが多く、ポスターサイズの小さなものから、横幅5mほどの大きなものまで、設置される場所によってさまざまです。

　野立て看板は看板製作や設置をする際、看板面裏の製作やコンクリートの基礎工事などが必要なため、他の看板広告よりも設置費用が比較的高くなります。設置場所としては、空き地や田畑、駐車場の脇など、スペースが確保できる場所になります。 　この野立て看板は、建物看板や電柱看板とは異なり、サイズや形などを比較的自由に決めることができます。 　野立て看板の多くは、土地の所有者から看板を設置する土地の一部を貸してもらい、「年間掲出料」を払います。この「年間掲出料」は、家賃のように月々の支払いではなく、1年分の費用を一括で支払う年間契約をすることが慣例です。また、野立て看板も建物看板と同様、立地のよし悪しだけではなく、土地の所有者によって「年間掲出料」が異なることもあります。