FAソト争奪戦に意外な球団名が浮上 昨季106敗から大躍進…参戦することに意味がある?
FA去就が注目されるフアン・ソト外野手(26)の獲得に〝大穴〟球団の名前が浮上した。ソトをめぐってはメッツとヤンキースを中心にレッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズなどが獲得に乗り出し、6億ドル(約928億円)とも見られる破格の〝銭闘〟となっている。 そんな中で意外な球団が浮上。9年ぶりにポストシーズンに進出したロイヤルズだ。2015年にワールドシリーズを制したが、その後は8年連続で勝率5割を切る低迷を続け、昨季は泥沼の106敗。補強と首位打者ウィット・ジュニアらの活躍で昨年から30勝を上乗せし、ワイルドカードを勝ち取った。惜しくも地区シリーズでヤンキースに惜敗したが、若手の成長株が多く、さらなる来季の躍進が期待されている。 米メディア「ニューヨークポスト」のジョン・ヘイマン氏は「ロイヤルズはソトに目をつけている2番目に小規模マーケット球団だ」と明かしている。金銭面で二の足を踏んでいるとはいえ、それでも「ソト取り」に乗り出した事実に価値があると言い「クラッチポイント」は「ロイヤルズは市場の大きい他のチームほど高額をソトに提示できないかもしれない。しかし、彼らが関与しているという事実は球団にとって素晴らしい兆候だ。トップクラスの才能に金を惜しまないということを示しており、昨季の成功を続けるため、今オフに何人のFAと契約するかが脅威として考慮されるべきだ」と伝えた。ダメ元でも〝参戦〟に意味がある。オフシーズンのダークホースとしてツメ痕を残したいところだ。
東スポWEB