「大きいアサリあったよ」 千葉・富津で潮干狩り場オープン 生育順調、漁協も期待
千葉県富津市富津の富津海岸潮干狩り場が19日オープンし、アサリやハマグリを求めて砂浜を掘り返す家族連れらに笑顔があふれた。 早朝から長い列ができ、潮が引いた午前9時半すぎに開場すると、体温チェックをして遠浅の海へ。前日の雨とは一転した青空の下、熊手を手に夢中になって砂を掘り始め、「大きいのあったよ」と子どもたちの歓声が次々と上がった。
家族と一緒に訪れた東京都渋谷区の小学1年、町田泰洋君(7)は「たくさん採れたから今夜はアサリパーティー。海が気持ちいい」と笑顔を見せた。 富津漁協によると、アサリの生育は順調で実入りもいいという。コロナ禍前は10万人を超える来場者があったが、一昨年は約2万6千人、昨年も約5万5200人にとどまった。今シーズンは大型連休中の潮回りもよく、10万人を見込む。佐久間国治組合長(74)は「今までの低迷を吹き飛ばすような多数の来場を待っている」と期待した。
この日は、木更津市内3海岸でも潮干狩りが始まり、4月2日に2海岸が続く。シーズンは各海岸で7、8月末まで。