『乃木坂工事中』で見せた齋藤飛鳥と山下美月の、「戦友」同士の愛あるイジりとセンター継承
雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第91回となる今回の観測期間は11月9日(月)~11月15日(日)。 * * * まずは『乃木坂工事中』(テレビ東京)で11月8・15日(日)の2週に渡って放送された「自己分析選手権」の話題から。この企画はメンバーが自分の長所と短所を挙げ、それをクイズ形式で他のメンバーが当てるというもの。ただ、長所当てクイズはともかく短所当てクイズになるともはやディスり大会というか、悪口やクレームのようなものまで飛び出す波乱の様相でめちゃくちゃ面白かったです。この企画、メンバー全員分やってほしいなあ。 中でも笑ったのは、齋藤飛鳥の短所当てに参加した山下美月。初っ端から齋藤を「根暗」とイジれば、「顔が小っちゃすぎて豆みたいに見えちゃう」「頭が悪そうに見えちゃう」「仕事が出来なそうに見えちゃう」と出るわ出るわ暴言の数々! 大笑いしながら先輩をイジり倒す山下に対し、齋藤も「お前さぁ! ムカつく!」「や~ま~(=山下)! (私)先輩なんですけど~」と言いつつケラケラ笑っていて、筆者はそんな2人の関係を微笑ましく感じました。というか、MC・バナナマンも以前言っていましたけど、リモート期間あたりから『乃木坂工事中』で山下が齋藤をやたらイジるようになってるんですよね。
乃木坂46 26枚目シングル選抜発表では世代交代が?
ちなみに2人の距離が縮まったのはドラマ・映画『映像研には手を出すな!』での共演がきっかけなのですが、齋藤は山下と梅澤美波のことを「決して快適とは言えない環境で撮影して、同じしんどさを分かち合ったので、『戦友』という感覚はありますね」(小学館『映像研には手を出すな!~手を出した人専用オフィシャルブック~』P25)と表現。強い絆を結んだことで山下は先輩である齋藤をどんどんイジれるようになったし、齋藤もきっとそんな後輩・山下の成長を頼もしく感じているのではないでしょうか? さらに番組内では乃木坂46の26枚目シングル(来年1月27日発売)の表題曲選抜メンバーが発表され、山下が初めてセンターを務めることが明らかに。最新作『Route246』(7月24日配信)でセンターを務めた齋藤から次作では山下へ、“戦友”同士がセンターの継承を行なうというとても熱い展開だなと筆者は感じています。白石麻衣の卒業で大きな転換期を迎えている乃木坂46の今後に注目したい!