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TikTok の新CEO、ケビン・メイヤー氏の華麗なる実績:「彼は強打者タイプだ」

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DIGIDAY[日本版]

Disney+の責任者に抜擢された理由

ディズニーをこれだけのスピードで動かすのに大きな役割を果たしていたのは、おそらくメイヤー氏のリーダーシップスタイルだろう。「同氏のリーダーシップスタイルは、ともすると高圧的で、直接的だ」と語るのは、ストラテジーコンサルティング企業イラム(Illum)の創業者/マネージングパートナーで、かつてディズニーのグローバル事業開発部門のチームメンバーだったジョン・ラスティアン氏だ。このアプローチ(そして、このアプローチとディズニーの打ち解けた企業文化のバランスをうまく取れる、身長193cmのメイヤー氏の能力)が、アイガー氏がメイヤー氏をDisney+の責任者に抜てきした主な理由だったのかもしれない。 「ディズニーの企業文化は非常に快適だ。従業員のほとんどが、自分の得意分野で自分のペースで仕事をしている。だからこそ、高圧的で直接的、ディスラプティブでアグレッシブな人物、従業員を競わせ、スケジュールを守らせる人物を連れてくる必要がある。それができたのがメイヤー氏だった」と、ラスティアン氏は語る。 こうした能力により、メイヤー氏はアイガー氏の後継者の最有力候補と目された。しかし結局、メイヤー氏がディズニーのCEOに就任することはなく、代わりにアイガー氏の補佐役だったボブ・チャペック氏がその後継者となった。 ディズニーやNetflix、Amazon、Google、Facebookが、エンターテインメントプラットフォームの支配者としての地位を目指して争いを繰り広げている。バイトダンスがこのレースに加わるには、「強打者を連れてくる必要があった」と、シン氏は話す。

FBのS・サンドバーグ氏のような存在

メイヤー氏がTikTokのCEOに任命されたことにより、広告主の懸念が和らぐかもしれない。政府規制当局もTikTokに親しみを覚えるかもしれない。しかし、その一方で、大きな影響をもたらすことになるのは、バイトダンスCOOとしての同氏の役割のほうだろうと、ラスティアン氏はいう。メイヤー氏はCOOとして、バイトダンスのミュージック、ゲーム、新興ビジネス、およびインドで人気のソーシャルプラットフォーム、ヘロー(Helo)を率いることになる。また、同氏がディズニーに残したM&Aの実績を考えると、その手腕によりバイトダンスの企業ポートフォリオが増えることも大いに考えられる。 「バイトダンスは巨大な母船だ。バイトダンスがFacebookだとしたら、TikTokはインスタグラムだ」と、ラスティアン氏はいう。メイヤー氏の新加入により、バイトダンスは自社のシェリル・サンドバーグ氏を獲得したのだ。 Tim Peterson (原文 / 訳:ガリレオ)

編集部

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