中国外相「偽の多国間主義」反対 日米豪印批判か、4カ国歴訪終え
【北京共同】東南アジア4カ国の歴訪を終えた中国の王毅国務委員兼外相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々と多国間主義の関係が深まったと成果を強調、特定の国家をターゲットに政治集団化する「偽の多国間主義」には反対すると語った。新華社が17日夜、伝えた。 トランプ米政権が中国との対抗を視野に進めてきた日本、インド、オーストラリアとの4カ国連携を批判したとみられる。 王氏はミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンを訪問し、新型コロナウイルスワクチンや経済開発などでの協力を確認。ASEANと緊密な「運命共同体」を築いていく考えを示した。