2020年もう一つの東京五輪、忘れてはいけない「文化プログラム」の重要性
認識高まる障がい者の芸術文化活動
日本でも現在、文化プログラムの重要性について政府や自治体が意識し、対応を始めている。これまで、「国会議員の代表」、「障がい者団体の代表」などの組織は既に設立されてきているが、実際に日本各地でイベントが行われるにあたっては、都道府県のイニシアティブが重要になってくる。パラリンピックへの注目度が向上し、障がい者の芸術文化活動についてもその質の高さや重要性が一段と認識されており、今回、知事連盟が結成された。 発起人となった鳥取県の平井知事は、今後4年間、障がい者の芸術文化の祭典に連携を強めてゆく決意を示した。また当初は13都県でスタートするが、最終的に全国47都道府県に広げてゆく意向も示している。ロンドン大会のような成功を収められるか、今後国や都道府県の力が問われることになる。 (3Nアソシエイツ)