「シン・エヴァ」盗撮報道に鈴村健一「そんなの許せませんよ」「ダメ!! 絶対に撮っちゃダメ!! 」
声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。3月18日(木)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』盗撮映像の違法アップロード多発」。ネットニュースサイト「ねとらぼ」編集長・加藤亘さんに話を伺いました。
鈴村:映画を盗撮している人がいるんですか? 加藤:そうなんです。現在公開中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の“本編”を劇場内で盗撮した動画をインターネット上に投稿する事例が複数確認されています。 エヴァについては、2018年7月に映画館で公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の“特報”を盗撮した映像が、インターネット上に投稿されることが起こりました。こちらは、翌年2月に「著作権法違反」の容疑で検察庁に書類送検されています。 今回確認された盗撮動画についても、配給元である東映・東宝・カラーの3社は「アップロード元は匿名でも特定が可能です」「情報はすべて保存のうえ、しかるべき対処に動いています」と報告しています。 改めてですが、劇場での映画の盗撮行為は刑事罰の対象です。盗撮した映画の本編や特報をYouTubeやTwitter、Facebookなどにアップロードすることも、もちろん著作権侵害となります。最大で懲役10年、または罰金1,000万円、あるいはその両方の罰が課せられる可能性がある、ということを肝に銘じましょう。 鈴村:かなり重い罰ですよね。ホントにダメですよ! せっかく一生懸命作った作品がポチっと押すだけで録画できて、ポチっと押すだけでアップロードできるなんて、そんな労力もなく上げてはいけませんよ! どれだけ苦労して作ったかイメージしてほしいですよね。このコーナーでも違法アップロードについて何度か取り上げてきましたが、なくならないですよね。 加藤:そうなんですよ。映画を作る人の権利を守って、映画文化を育てるという意味でも、劇場内で不審な行動をしている方がいたら、劇場スタッフに知らせていただきたいですし、Web上でも盗撮映像のアップロードを見かけた場合には「通報窓口」もありますので、ぜひそちらを利用していただければと思います。 鈴村:作品がお好きで撮っている可能性もあるかもしれませんが、そんなことをしていたら誰も作らなくなりますよ! ところで加藤さんも、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」をご覧になったそうですね。 加藤:観ました。昨日、奇しくも65年ぶりに「死海文書」が発見されたというニュースがあったのをご存じですか? 鈴村:ありましたね! 加藤:(エヴァファンにとっては)この「死海文書」というキーワードが刺さりますよね! さらに、(こちらも昨日報道された別のニュースになりますが)地球滅亡に備えて、月に670万種の生命を保管する「ノアの箱舟」を建設する計画が持ち上がっている、というニュースも刺さりますよね!? こういうニュースがあると、過敏に反応するくらいのファンなので、観た感想としては「最高でした!!」としか言えないですね。 鈴村:僕も観ましたけれど、「エヴァンゲリオン」は25、6年やっているわけですよね。本当に「お疲れさまでした!」って言いたい!! 本当にそういう作品です。 加藤:もう、すべての関係者の方に「ありがとう!」です。 鈴村:ですよね。本当にありがとうございました! だからダメ!! 絶対に撮っちゃダメ!! ダメッ!!! 僕はアニメに関わる仕事をしていて、制作サイドのことも知っています。本当に苦労して作っているんです。アニメに関しては、特にたくさんの人が関わる仕事と言われていて、とんでもない数の人が関わって、やっと完成したものなんです。それをパソコンにポチッと上げるだけで、何かしらの利益を上げられる環境になっているわけですよね。そんなの許せませんよ。 罰則も最大で懲役10年、罰金は1,000万円というような話になっています。たくさんの人で作ったんだと想いを馳せてみてください。そうしたら録画ボタンを押すのをやめるでしょう。もし見つけたら、「あの人、撮っていました!」って言っていいです。盗撮映像をなくしていきましょう。 (TOKYO FM「ONE MORNING」3月18日(木)放送より)