NSXオーナー向け ARTAがカスタムキット発表 「リガヴェロ」が東京オートサロン2022に
NSXをARTAがカスタマイズ
オートバックスが展開しているブランドは複数あり、モータースポーツの発展に大きくかかわってきたARTAもその1つだ。 【写真】リガヴェロ 細部まで見る【ARTAブース】 (31枚) ARTAは2018年にレーシングチームからレーシングスポーツブランドへと生まれ変わり、スポーツウェアやタウンウェアなども手がけてきた。 その一環として、ARTAとスイスの高級機械式腕時計ブランドCVSTOSが融合したハイエンドシリーズ「ARTA CVSTOS」が誕生している。 そして、東京オートサロン2022にてARTAのコンセプトを凝縮したカスタマイズブランド「ARTAメカニクス」が発表され、カスタムカーの第一弾としてホンダNSXをベースにした「リガヴェロ」を披露した。
本家ホンダとは異なる存在感
2017年~2021年のNSX(NC1型)を対象に、カスタムを行うというのがリガヴェロの全貌。 つまり、このクルマを手に入れるためには、NSXの車両を自分で用意する形になる。 日本が世界に誇るNSXは、排気量3.5LのV6ツインターボに前後合計3基のモーターを組み合わせ、異次元の加速とコーナリング性能を実現したハイブリッドスーパーカー。 ダイナミックな内外装の意匠を持ち、まさに唯一無二の存在感を放っている。 リガヴェロは、20年以上にわたってレースの世界で戦ってきたARTAが示すNSXのもう1つの未来。 世界のスーパーカーに影響を与えた初代から続く同車のアイデンティティを活かしつつ、これまでになかった新しい存在感を構築した。
カスタムに対し2500万円超え
ARTAが培ってきた技術・知見が集約されており、エンブレムや塗装色を含む内外装をオリジナル化している。 ARTAメカニクスが手がけた範囲はすべて国内でハンドメイドしており、細部に至るまでこだわり抜いたカスタムが見所だ。 リガヴェロのボディサイズは、全長4510×全幅1950×全高1215mm。本家より全長が20mm長く、全幅が10mmワイドになっている。 完成車としての販売はなく、国内限定5台でカスタムを受け付ける。 車両価格を含まないカスタマイズ料金は2530万円となっている。
高桑秀典(執筆/撮影)