C大阪対G大阪　大阪ダービーを制し喜ぶC大阪と、落胆するG大阪イレブン（2022年5月21日撮影）

　セレッソ大阪は27日、10月2日のガンバ大阪戦（ヨドコウ）のチケットが、車いす席を除き完売したと発表した。当日券の販売はないという。 　このJ1リーグ第29節の試合は本来、8月31日の土曜日に開催予定でチケットは完売していたが、台風10号の影響で中止・延期。 　代替日は両軍の日程や会場確保などの問題もあり、04年6月16日（長居）以来20年ぶり4度目となる、平日（水曜日夜）開催が決まっていた。チケットの売れ行きも心配されたが、ふたを開ければ事実上の完売。大阪ダービーの人気を改めて示した。 　C大阪は前節22日の湘南ベルマーレ戦で連敗を4で止め、10位に浮上。敵地に乗り込むガンバ大阪は現在、7戦未勝利ながら5位におり、ともに28日の第32節をはさみ、中3日で対戦することになる。今回のJ1での大阪ダービーは48度目（公式戦通算は64度目）。大阪秋の陣を制するのは、どちらになるのか。 　◆J1リーグでの大阪ダービー　C大阪の過去16勝7分け24敗。前回の平日開催となった04年6月16日（長居）は、水曜日夜に1万7108人の観客を集め、クロアチア人のアルベルト監督率いるC大阪が、0－1で西野朗監督のG大阪に敗戦。後半にFW中山悟志に決勝点を許した。95年にも2度の平日（いずれも水曜日）開催があり、C大阪が0－1、0－4で完封負け。平日開催に限れば、過去3戦全て完封負けのC大阪は、20年ぶりの舞台で初得点＆初勝利を目指すことになる。