電動アシスト自転車の3倍パワーで漕ぐのも楽々! 合法で胸を張って乗れる折り畳み電動モペッドがe-PO(イーポ)だ!
折りたたんだり組み立てたり、慣れれば1分かかりません。写真は『スペーシア』に積載時。装備重量は23kgでしかなく、オフタイムの19.8kgよりわずかに3.2kgも増えたのみとしています。 持ち上げるのも容易く、同クラスのスクーターが70kg程度であることを考えれば、驚異的な軽さと言えます。
航続距離はおよそ20kmほど。単体重量約2.5kgのパナソニックサイクルテック製25.2V16Ahのリチウムイオンバッテリーを積み、同社の電動アシスト付き自転車とバッテリーを共用できるのも大きな利点となりました。
二輪車メーカーとしての責任
気軽に乗れることから、これまでバイクに乗った経験のない人に乗ってもらい、モーターサイクルに興味を持つキッカケになればいいなと筆者は思います。
グリップをひねれば進む感動や、二輪車ならではの爽快なライドフィールを体験したことを機に、スクーターやスポーツバイクにステップアップしてもらえるかもしれません。スズキならフルラインナップが揃います。 多くの人に乗ってもらうなら、よりハードルの低い特定小型原動機付自転車という手もあったはずです。なぜe-POは原付一種なのか福井さんに聞くと、「二輪車メーカーとして、既存のユーザーに責任を持って提案するなら、30km/hを出せるようにしたかった」と教えてくれます。生活の足を支える乗り物として、ルールを含め、すでに馴染みのあるカテゴリーで出すというのは、納得がいくところではないでしょうか。
青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)