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200年前の時計やオートマタの「修復」にフォーカス。「Mechanical Wonders|機械じかけの生命」展をチェック

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美術手帖

 時間が立てば風化し、動かなくなってしまう時計やオートマタ(機械式人形)。その修復を手がけてきたミシェル・パルミジャーニの仕事にフォーカスする展覧会「Mechanical Wonders|機械じかけの生命」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT GALLERY 3で開催される。会期は3月26日~4月1日。  今回はノヴァルティス製薬の創業者の三男として⽣まれ、スイス⼈の慈善家であり随筆家、作曲家であったスイスの作家、モーリス=イブ・サンドが情熱を傾けて収集し、現在は「モーリス・サンドコレクション」に収蔵されている珠玉の作品群が来日。会場には、1800年代に製作された多彩な時計や、かいこ、白ねずみ、かえるなどをモチーフとした精巧なオートマタが並ぶ。  1976年に自身の修復アトリエを設立したパルミジャーニが、コレクションを所有するサンド・ファミリー財団と出会ったのは80年のこと。パルミジャーニの時計師・修復師としての才能を確信した財団は、コレクションの管理・修復を委託し、96年には独自の時計ブランドを設立するよう後押し。時計ブランド「パルミジャーニ・フルリエ」誕生のきっかけとなった。  パルミジャーニは、修復する作品の機械的な機能の保障と、昔の技法や慣例の尊重とのバランスを保つための独自の方法論をつくり上げてきた。本展ではそんなパルミジャーニの仕事から「修復とは何か」をテーマに、修復のプロセスやその裏側を紹介する。  なお6日間の会期中には毎日、修復師によるデモンストレーションも実施。200年の時を経て「永遠の命」を得た貴重な作品の数々をお見逃しなく。

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