“総勢50人”の衝撃…伝説の横綱・千代の富士も「これがいい!」と即決した、日本相撲協会の公式キャラが多すぎる《あの力士に似ているキャラも…》
「ひよの山」を主役に、親方や兄弟子、ライバル力士などの仲間たちが揃う、日本相撲協会のマスコットキャラクター「ハッキヨイ!せきトリくん」。 【画像】なんと総勢50人…横綱・千代の富士も「これがいい!」と即決した、日本相撲協会の公式キャラクター「せきトリくん」の全キャラ相関図を見る 日本相撲協会のSNSにはぬいぐるみや着ぐるみがたびたび登場し、アイコンにもなっています。 日本相撲協会のホームページ を見ると4コマ漫画「ハッキヨイ!せきトリくん」が全436話、キャラクターリストもあります。さらにたどると壮大な相関図に行き着きました。
数えてみたら50人!マンガがあるから関係性も奥深い
圧巻の相関図。登場するキャラクターを数えたところ、なんとその数50人確認できました。「ひよの山」を主役に、所属する大鳥部屋の親方やおかみさん、兄弟子たちをはじめ、ほかの部屋に所属する同期やライバル、横綱や三役力士、行司、審判部長、番記者など、相撲に関わりのあるキャラクターが並んでいます。 意外にも大所帯だった“せきトリくん”。4コマ漫画を読むとキャラクター同士の関係性が見えてきます。日本相撲協会の公式キャラクターのせきトリくんは、どのように誕生し、この数になったのでしょうか。お相撲好きのライターが日本相撲協会を訪ね、商品開発・販売推進室 せきトリくんグッズ担当さんに話を聞きました。
初の公式キャラは元横綱・千代の富士が後押し!
「ハッキヨイ!せきトリくん」の相関図は昨年SNSで公開され、両国国技館の壁にも巨大なポスターとなって貼り出されています。 「こんなキャラクターがいたの?」「そんな関係だったとは…」「パンダもいたのね」などと、相撲協会の内外から反応があったそうです。
この「ハッキヨイ!せきトリくん」が誕生したのは、今から15年前の2009年8月。当時の広報部長が、元横綱・千代の富士の九重親方で、子どもたちに相撲に興味を持ってもらいたいという思いがあったといいます。 「当時、大相撲の観戦にはファミリー層や女性層が増えていましたが、一方で子どもの相撲離れが目立っていたころ。お子さんが相撲を能動的に見る機会が減少しているという肌感があったと聞いています。子どもたちにもっと相撲に親しんでもらおうと、九重親方が公式キャラクターを作ったらどうかと考え、実現しました」(商品開発・販売推進室 せきトリくんグッズ担当、以下同) キャラクター案は数多く集まり、親方も目を通していました。 「ひよの山の原案を見た親方は、『これがいい! 子どもたちの目をひく!』と即決したそうです」 モチーフは「鳥」。2本足で立つ鳥は、「手がつかない」、つまり「土がつかない」ので、相撲の世界では縁起が良いとされている存在です。十両以上の力士を指す「関取」と「鳥」をかけ、名称は「せきトリくん」となりました。 「ひよの山」の口元は鳥の嘴のような形で、まさに「鳥」を意識したデザインです。ちなみに名前は、まだ一人前ではないことを意味する“ひよっこ”からきているとのこと。 2009年8月のお披露目では、九重親方とひよの山の着ぐるみが並んで登場。子どもたちに相撲を楽しんでもらいたいという思いから作られたキャラクターは、親方や相撲関係者、ファンの方からも好評だったといいます。
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